雷の剣は好きですか?
ユリの楽園にある比較的に広いスペースにゴーレムの石像が並ぶ、そこにリオンは一人立っていた
目的の物は2つある、大群で移動すれば襲撃を気付かれ逃げられかねないと考えたのか
精鋭9体の魔族を引き連れ魔王リィーングトンが現れた
ドランの予想通り現れた高まる鼓動を落ち着かせるように一呼吸をし構える
風格を感じるいでたちにその手に握られた魔力を秘めた剣、目的のものだな
すぐにでも手合わせをして性能を確かめたいが
「1人で我が配下を退けたと報告を受けたが貴様がリオンで間違い何のか?」
「そうだ、ここから先に進むのは私を倒した後にしてくれ」
「良かろう、我は寛容な魔王だ、約束しよう、その剣の力を見せてみろ」
まとめて相手することに恐怖などない、意識が飛び仲間を巻き込むほうが怖い
相手は魔王、勝機など期待などしていない思い切りいくぞ
『雷の剣』を天に掲げると雷鳴が鳴り響きリオンに吸い込まれるように落ちていく
稲妻が走り異様な光景に様子を見ている、ありがたい威力を最大限まで引き出すんだ
「グゥゥッゥ」全身が痺れ筋肉が体を締め激痛に襲われるが笑いが止まらない
ユリさんが準備してくれた『インデュゥアラァンスファーメイル』のおかげだ
君を守るために、僕のこだわりを貫くため、全てをこの一撃にかけたい
『痛苦の落雷』苦痛が威力を引きあげる必殺技
相手は真正面にいる魔王リィーングトンにめがけて振り下ろした
ビリビリ稲妻が広範囲に走り、少し離れた9体の魔物にも流れ触れた瞬間
動きを奪い煙を上げ燃え上がる興梠烈な一撃だった
「グハハハ、素晴らしいぞ、想像以上だ」
魔王リィーングトン以外は耐えきれず消滅していた
「まさか無傷なのか?・・・これが魔王の力」
動揺している顔を眺め「驚くのはまだ早いぞ」
魔王が呪文を唱えると周囲に9個の魔法陣が現れ一瞬で復活された
離れたところから状況を見守るドランがリムトラを引き留める
「リオンが動けなくなったら助けに入り獣族の所に向かうのです」
「力を合わせれば何とかなるかもしれないのに眺めていろと言うのか」
「不死身の内は倒したところで何の意味もありません
王冠の在処を探るのです、時間を稼げば、助けも辿り着く
うかつに出て全員やられたら、ユリさんを一人残すことになるんですよ」
前のめりにに構えるリムトラを座らせてた
まだ重要な役目がある、ここで復活を繰り返し魔力を消費する分けにもいかぬか
「お前たちは下がっておけ」と言うと下がらせた
魔王は姿を消し 次の瞬間リオンの前に現れると胸を蹴り飛ばす
後方に転がりながら剣を大地に突き刺し勢いを止めると直ぐに起き上がり
迷うことなく魔王との距離を詰め雷の剣を横一線に振り回す
雷魔法が魔王の体に命中するが、痺れによる状態異常を手で振り払う
姿を消すかのように低く潜り込み、大きく踏み込むと切り上げる、効いたのか?後方に下がったような気がした
さらに強く足を踏み込み、胸をめがけ剣を突き刺したが、片手で受け止められ
この程度かと鼻で笑うと魔王の腕から闇の炎がもえあがり雷の剣に燃え移り
リオンの体を激しく炎が包みこむ、魔王の体に体当たりをして離れようとするが剣を離さない
それなら我慢比べだ「うぉぉぉぉ」天から稲妻が落ちてくると魔王は姿が消え、
リオンの背後に現れると技を止めるかのように背中を蹴りつける
体勢を崩しながらも踏ん張るリオンの横腹を蹴りあげ、剣を奪い通ろうと両手で握るとリオンの体ごと振り回した
飛ばされないように握りながら『痛苦の落雷』を使うと手をはなす
装備をしようと魔王リィーングトンが、柄を握り感触を愉しむその体に稲妻が吸い込まれる
リオンの必殺技は身を削る、体が痺れ痛みに耐えきれず雷の剣を落した
「なんだこの武器は、使いもにならないではないか」
「僕の武器は特別でね、体験したら病みつきになる」
「ふざけたことを諸刃の剣か、真の目的は指輪のほうだ」
「待て!勝負はまだついてはいない」
不気味に笑うと合図を送ると9体の魔族が家の方に動き出した
「約束したのは魔王リィーングトン、のみだったな」
リオンは雷の剣を拾い追いかけようとするが魔王が目の前に現れ胸を蹴り行かせない
「貴様が相手をしてくれるのだろう?どうした」
起き上がるリオンをいたぶるように蹴り続ける
リムトラがリオンの助けにはいろうとするのを必死に引き留め
低い声で唸りをあげ、襲いかかろうする抑えつけることは限界か
倒れてもすぐに起き上がる姿に嫌気がさしたのか魔王が止めを刺そうと
両手に闇魔法を凝縮させると倒れるリオンの胸を起き上がれないように強く踏みしめ
「不細工な戦い方をしおって消えるがよい、死ね」
その時だった3方向から魔法攻撃が飛んできて闇魔法を中断させた衝撃でよろめく魔王
信じられない光景だった3体の魔族がリオンを助けようとしているではないか
「貴様ら!永遠の命は欲しくなないのか?」
吐き捨てるように「お前が噂の魔王のようだな」
「リオン、どうした?貸し借りは、もうないのではなかったのか?」
「これから反撃するところだったといいたいが、借りを借りたい」
「思い違いをしないでくれ、次期魔王はアスゼルロスだ、たまたま同じ敵に出くわした、ただそれだけだ」
『デフラデス、アプデスタ、インデスラが戦いに参戦した』




