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青春夏想  作者: 螢火
19/19

2人きりでのテスト勉強‼︎

 今日は塾の自習室でテスト勉強を行なっている。そして今日1人で勉強するのではない。あの日約束したあの人だ。

 「ごめんね。また練習長引いちゃって遅れちゃった。」

 「全然大丈夫だよ。じゃあ勉強始めよっか。」

 打ち上げ後に夏那が勉強を教えてと言ってきたのをきっかけに今日塾で一緒に勉強をすることになった。しかも二人っきりで、正直嬉しすぎる。

 「ここの数列の問題難しくてわからないんだけど教えて欲しいなぁ。」

 「ここはね……」

 数学は俺の方が得意である。そのため教えることが多い。

 「YRの説明わかりやすくていいなぁ。」

 「そう?」

 そして2時間程度数学を勉強した後、少し休憩をしにハンバーガーチェーン店へ行った。

 「テストまじで嫌だなぁ。」

 「ほんとそれ。私もあんまり勉強好きじゃないんだぁ。」

 「そうなの?」

 「好きな教科ならいいんだけど嫌いな科目はなぁ。」

 「確かに。俺も数学以外好きじゃねぇわ。」

 「でも親の方針で勉強はしないとフェンシングさせてもらえないんだよね。」

 「文武両道にならないといけない環境だったんだね。」

 「親もそうだったらしいから。」

 「親もやってきてた人間なんだ。」

 雑談をしながらおやつを食べ、勉強に戻った。

 「何の科目を次は勉強する?」

 「じゃあさ、さっき私が数学を教えてもらってたから、お返しで古典教えてあげるね‼︎」

 「まじ⁉︎俺古典まじでわかんねぇから助かるわ。」

 「わからないことがあったら教えてね‼」

 「OK。」

 問題集を進めながらわからない問題があればすぐに聞いていた。

 「この文章はこういう意味だからこれだと思うよ。」

 「なるほど。わかりやすいわ夏那の解説。」

 「そんなことないよ。」

 「古典の教師の明石先生よりわかりやすい。」

 「あの先生わかりづらいよね。」

 「ほんとにそう。だからわからないままなんだよなぁ。」

 「あ。教師のせいにした。」

 「ダメなのかな?」

 「いいんじゃない?」

 笑いながら勉強をしていたらあっという間に時間が過ぎ、夜になっていた。

 「お互い苦手科目少しはできるようになったんじゃない?」

 「そうだね。」

 「テスト終わったらさ、一緒に遊ばない?風林火山とうちら古今東西で。」

 「ほんとに?」

 「お互い頑張ったって感じで。どうかな?」

 「俺はめちゃくちゃ嬉しいよ。」

 「じゃあ決まり。お互いグループに言おうね。」

 そして解散した。俺はうれしさで胸がドキドキした。そのとき夏那はこう思っていた。

 「これは蒼依も嬉しいだろうなぁ。」

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