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青春夏想  作者: 螢火
18/19

打ち上げで異常気象⁉︎

 夜になり約束の打ち上げが始まった。場所は焼肉チェーン店だ。クラス全員が集まってはなく、夏那は練習が少し入ったことで遅れるそうだ。乾杯の音頭は実は委員長の颯斗がとる。

 「おしくも二位だったけど最後まで頑張ったでしょう。次の体育祭では勝てるようクラス一丸となって頑張ろう。乾杯。」

 「乾杯‼︎」

 肉が次々と届き、各々のグループで話が盛り上がっている。俺らはいつも通りのメンバーで集まっていた。

 「俺ら演技相当練習したよなぁ。完璧にできて優勝確信してたのになぁ。」

 「2組のコントは面白かったよ。生粋のお笑いオタクである近藤笑太が作ってるんだぜ。」

 「彼そんなにすごいんだ。」

 「笑太は高校生の漫才の大会でも結果残したりするくらいすごいやつなんだよ。」

 「それはすごいね。」

 「だから負けるのも納得ではある。めっちゃ面白かったし。お金払って見てもいいレベルだったと俺は思うよ。」

 「2組のコントに出る人も結構練習頑張ってたしね。」

 そして30分ほど過ぎた頃に夏那がやってきた。

 「みんな遅れてごめんね。私に合わせて日曜にしてくれたのに……」

 「みんな気にしてないよ。そんなマイナスに考えずに楽しんでいこうよ‼︎」

 「夏那の席こっちだよ。」

 夏那が加わったことにより、さらに盛り上がってきた。そして男子はゲームの話と部活の話、女子は部活と恋バナで盛り上がっている。夏那に対しての恋バナが始まった時男子ほとんどは耳を傾けていた。

 「夏那は神代祭の時も先輩や後輩から告白されてなかった?」

 「他校の人も居たらしいよね。」

 「されたけど振ったよ。」

 「他校の人イケメンだったらしいけど勿体無くない?」

 「別に好きでもないんだから。」

 「夏那に好きな人なんてできるのかな。」

 「それはいずれできるんじゃない?」

 「今のところは?」

 「恋の感情がわからなくて……それにフェンシングに集中したいし。」

 「かっこいいと思う人はいないの?」

 「うーん。でも何人かはいるかな?」

 「じゃあその中の人で、もしかしたら好きになることがあるかもね。」

 その時ほとんどの男子たちはこう思った。自分であって欲しいと。

 時間は過ぎてあっという間に打ち上げは終わろうとしている。

 「次は体育祭か。今度こそ1位取りたいなぁ。」

 「そんなYRに嫌なことを言ってやろう。」

 「なんだよ颯斗。」

 「次のイベントは体育祭ではなく、期末テストだぞ。」

 その言葉を聞いた瞬間クラスメイト全てが凍りついた。

 「やべぇ勉強してねぇ……」

 「おい颯斗。嫌なこと思い出させるんじゃねーよ。」

 颯斗が男子に責められている中、夏那がYRに近づいて一言言った。

 「今度塾で勉強教えてくれたら嬉しいなぁ。」

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