てめぇは言ってはいけない事を言った
超越者達は何とか戦っているがやはり防戦一方で手も足も出ていない。、、、そろそろアニメの時間だし帰るか。
『おーい』
『あ?てめぇ生きてたのか』
『俺そろそろアニメ始まりそうだから帰るな』
『はっ!そんなくだらねぇ物見てんのかよ。だが残念だったなお前はここで死ぬんだよ』
(は?アニメがくだらないだと、、、ふざけんなよ、、、俺がどれだけの間アニメを待ち望み、、、やっと見れるようになったと思ってんだよ、、、正直超越者の人達がどうなろうとあんまり興味なかったけどアニメの事をバカにするんだったら話は別だ、、、てめぇは許さねぇよ)
『『『なっ!?』』』
急にその場の空気が殺気で満ちた。圧倒的過ぎるほどの濃密な殺気にビビるだとかいう次元ではなく死を錯覚する。名状しがたく理不尽で暴力的な圧に誰一人身体を動かす事が出来なかった。
『正直別に超越者の人達がどうなろうとあんまり興味なかったけどお前は触れてはならない事に触れてしまった』
『あっ、、、、、、ぐ、、、が、、、』
襲撃者も超越者達もみな平等に声を発する事すらも出来なかった。ただ1人殺気を出している本人以外は。
1歩、、、また1歩と俺は歩いて行く。
『はぁ!』
へー無理矢理痛みで恐怖を抑え込んだか。
『お前には、、、ハァハァ、、、出し惜しみなどしている余裕はねぇみたいだ。対象は1人になっちまうし寿命の消費が激しいがやるしかねぇみてぇだ!これが俺の『時間停止』だ!』
(へー俺1人を対象に時を止めたか、、、えっ?なんで時が止まったのに動けているのかって?ただの人間の時止めくらいで神である俺が止まるわけ無いだろう?、、、いや、、、今は神ではなくただの人のはずだ。どうしてだ?、、、って!ほぼ無意識だったけどこれは神の権能の一つだ!なんで!?今は人間の身体のはず、なのに何故!?
権能の説明
1、物理法則や自然現象への干渉
これは全ての神々に与えられている基本能力で例えば今回みたいに時間や他にも空間など決められている物に実力次第で干渉する。理論上実力次第で神々の権能にも干渉し闘気を纏った拳で消し飛ばすなどという事も出来るが基本的に自分より遥かに格下にしか出来ないのでほとんど誰も権能に干渉しようとはせず権能で相殺する。
2、神によっての権能
これはその神が司る現象や得意武器など神が極めた物が権能となる。だが、権能に共通する事はどれひとつとして普通な能力は存在しない。神が人間よりも遥かに長い時間を掛けて極め続けている得意分野に勝てる者は同じ神であろうと例外を除き存在しない。ある神は命をいくらでも蘇らせある神は罪を犯した者を防御も物理法則すらも無視して切断する神も居る。