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『ハイエストユニバース・インフィニティー』を目にして ③
赤にのまれる
そんな一瞬の終わり方
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どんな方にも、子供のときがあり、そのとき、どのようなことに悩んでいたのか、とか、そのとき、どのように苦しんでいたのか、とか、……そのとき、どのように楽しんでいたのか、そのとき見ていたもの、見れていたもの、美しかったもの、が、
きっと、いつしか解からなくなる
同じようなきらめきを見れなくなって、
そういったことを思うとき、すこし、空気が薄くなる気がする
いつもいつも大事なものが、数年先にも大事なものだとは限らない
だからこそ、一瞬を大事にしたいと思うけれど
……同時にその一瞬は、とてもはかなくて、幻想にしか思えなく
そんなとき、すこし、空気が薄くなる気がする
