黒蜘蛛の過去。
黒蜘蛛の過去
ねぇ、あそこに人間蜘蛛がいるよ?
あいつ黒い蜘蛛だな。
それに、人間なんでしょ?蜘蛛と人間っておかしいよね。
あいつに石でも投げてやろうよ
駄目だって、そんなことしたら親に怒られる。
なんでだよ?いいじゃんか興味本意なんだし、それに怒られた所で、あいつは何もしないんじゃないかなー?
駄目だよ...そんなことしてたらあの蜘蛛に呪われそうじゃん...。
だったら尚更試す価値あるじゃん!
なんで?
だってさー、呪われたら面白そうじゃね?
そんなことないよー...。
そっか、つまんねーやつ。
何よ!そんな言い方ないじゃないっ!私はあの蜘蛛らしきものが怖いだけよ!
怖いんだ、へぇ~ならお前がやれよ?
何をするのよっ!
お前があの蜘蛛に怪我させてこいよ
なんで、怪我させなきゃいけないのよ!
いいじゃんか、面白そうだし!
やだよー...そんなことしたくないよー。
ばーか、そんなこと言ってたらあの蜘蛛に殺されるかもしれないんだぜ?
殺されたくはないけど、そんなことするような蜘蛛じゃないもん。
ほんとかー?見た目で決めつけたら、良くない気がするなぁ~、なんてなぁーははっ!
だからもういいよー...。帰ろ。
分かったよー、帰るか。
帰ればいいんだろ?
帰ればいいの!
そんなことを話す人間の言葉を聞いてる黒蜘蛛。
これは幼き頃の記憶。
今さら想えば、いじめられて当然だったんだろうな...と考える黒蜘蛛であった。




