表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/51

王妃様は救いたい 5

本当にすみません、また投稿したと思ったら投稿されてなかったです…

「どう言うこと?皇子は彼女に惚れてたと思うけど…」


「確かにそうなんだけど、もともとこっちにきた理由がヒロインを殺すことだったからさ」


「なんで?そもそも彼らに接点なんかないでしょ」


意味がわからない。

だって彼が言ってるのは、皇子にはわざわざ留学してまで殺そうとするような恨みがあるってことだ。

それも友好のための留学を使った。友好のためなのに相手の国の貴族を殺したら、余程の非がこちらにないと下手したら戦争だ。


「第一皇子だけど、彼は側室の子ってことになってるでしょ?あれ、彼のお母さんが原因なんだよね」


「お母さん?」


「彼の母親、公爵令嬢で次期王妃だったんだけど、彼を産んですぐ亡命したんだ」


「なんで?」


「恋をしたからって手紙に書いてあったらしいよ」


「恋って…すごい身勝手じゃない」


恋をしたからって子供を捨てる?


「うん、だから実家は彼女を勘当したらしい。それで結局彼女の名目は側室になったんだって」


「それで、それがヒロインとなんの関係があるの?」


「その亡命したお母さんが、見事恋した相手と結ばれた、ヒロインの母親だからだよ」


「…え」


「母親に愛情を注がれたヒロインを、母親に捨てられた彼が逆恨みした感じ」


「…お前だけが幸せになるなんてー、みたいな?」


「そんな感じ」


…マジか、逆恨みで友好にひび入れようとしたのか。

いや、分かるよ?流石にちょっと同情はするよ。自分を捨てた母親の愛情を奪った彼女(ヒロイン)が憎いだろうね。彼も人間だろうし、傷つくだろう。


でもさ、それで彼女を殺していい理由にはなんないでしょ。

だって完全な逆恨みなわけだし、一歩間違えればこの国と戦争だ。


「で、それを従者もわかってた。だって皇子が知ってて皇帝が知らないはずないでしょ、ヒロイン(彼女)の事」


「じゃあ、従者は皇帝の差し金って事?」


「そう、皇子が一線を超えないようにっていう監視」


まさかあのヒロインを警戒するような行動が、ヒロインを守るためだったとは…そんなこと知らずに遠ざけようとしてた自分がバカみたい。


「…それもあるけど、皇帝は守りたかったんだ。元婚約者で、唯一愛した彼女の幸せを」


「皇帝は好きだったの?」


「うん。だから、彼女の残した皇子が彼女の愛した娘を、殺してしまうなんて見たくなかったんだ」


「いい親ね…」


なんか、皇帝が一番いい親に思えてきた。


「そういえば、即位した時に会った皇帝が友好的だったのって、私も彼の目的に気付いてたから遠ざけようと…て勘違いして?」


「そうじゃない?一応俺らは優秀ってことになってるし」


「つまりハッタリが効いたおかげ?」


「良かったな!」


まさか悪役令嬢(アナスタシア)が役立つとは…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ