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絵本の世界
息子が寝る前に絵本を読むのはたいてい私の役目。
自分が子供の頃から読んだことのある絵本を読むと懐かしく。
読んだことの無い絵本を読むと時々あっ、これ面白いなと思うこともあったり。
お父さんこれ読んで、と絵本を押し付けてくる息子は三歳だ。とりあえず絵本をすきなのはいいことだと読んであげながら思う。10冊も一気に読めといわれるといくら絵本でもしんどいのだが・・・
「パパの背中にのって」と言うとぴょこんとその小さな体を私の寝転がった背中に預けて肩から絵本を眺める。
背中の重みが幸せと感じられるのはいつまでかな。ま、それが重過ぎると思う頃には君が自立している証拠さと思いながら絵本を読んで寝る前のいつものルーティンをこなす。
思えば自分が子供の頃、うちの父もよく絵本を読んでくれた。即興で全然違うお話をその場で作って話してくれるなど想像力豊かな父だと思う。
絵本の読み聞かせという世代を超えたバトンをもし息子が受け継いでくれたらちょっと嬉しいかもね。その時には携帯端末で読み聞かせるのかもしれないけれど。