表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

初日

入学式の翌日。1時間目はホームルーム。


まずは、自己紹介から始まる。中学には、俺たちの小学校だけでなく、近隣の小学校からも、この中学に進んだ人たちもいる。

そして、俺の隣の席は、新葉多香美(しんばたかみ)だ。


とにかく、中学、高校時代をどう過ごすかによって、その後の一生はほぼ決まるといっていい。

中学、高校時代が最悪の時期になってしまったら、それこそその後の人生は、ろくなものにならない。

一度目は、良くもなく、悪くもなく、といったところだった。

二度目はどうなる?そもそもなぜ、俺は二度目の中学生活をすごすことになったのか?誰かに仕組まれているのか?


そんなことを考えているうちに、あっという間に初日は昼ごはん、そう、給食の時間だ。

初日の給食は、グリーンピース入りのご飯と、かぼちゃの煮物だ。それと、チーズデザートと、紙パックの牛乳。

実は、グリーンピースは苦手な食べ物で、中学時代は食べられず、高校に入ってからようやく克服して食べられるようになったのだ。


俺は、グリーンピース入りのご飯を、恐る恐る口に入れる。

食べられる。普通に食べられる。高校に入ってから克服したんだ。だから食べられる。

あれ?そうなると、中学1年の初日の給食の時点で、既にグリーンピース入りのご飯を、克服して、食べられるようになっていた、ということになる。


これは、改変だ。改変が起こった。


さらに中学生活を続けていくうちに、他のこととかも、改変されていくかもしれない。俺の行動次第で。


多香美「あれ?仁太君、もしかして、グリーンピース食べられるようになったの?」


彼女にも言われた。ちなみに彼女には勉強をいろいろ教えてもらっていた。おかげで苦手な科目も克服したのだった。


掃除の時間になった。午後の授業の後は、掃除の服装に着替えて、掃除をする。

男子はいつもサボっている。熱心なのは、いつも女子。男子はサボって、女子に掃除を押し付けている。

そんな中で、俺はそつなく、せっせと掃除をこなす。


「こらー!男子!少しは仁太君を見習って、掃除手伝いなさいよー!」


前世では、俺が実は一番掃除をサボっていて、いつも女子たちからも注意されていたのだ。


掃除の後のホームルームでは、パンと牛乳が出る。今日はクリームパンだ。実はこの時間が楽しみで、学校に行っていたようなものだった。


そして、初日の学校生活は、ひとまず完了する。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ