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新葉多香美と両想いになりたい

新葉多香美と両想いになりたい。


あの日、彼女の着替えを目撃して以来、彼女とはちょっと気まずい雰囲気になっていた。


彼女と、両想いになりたい。学校生活がふりだしに戻ってから、ずっと考えていた。

なぜ学校生活がふりだしに戻ったのだろうという、その理由を。


そして、あれこれ考えた末に、一つの結論に達した。


新葉多香美と両想いになりたい。それが、最大の理由だと、現時点ではそれ以外に思い浮かばない。

中学校を卒業した後も、彼女のことをふと思い出していた。

高校を卒業したら、やがて彼女も、大学に行き、大学で新たな友達と知り合って、やがて就職し、そして結婚相手を見つけるのだろう。

その時には、彼女の人生の中には、俺はもう、存在すらしない。そして俺は、その先の人生を、悶々とした気持ちで過ごす。


もう一度、あの頃に戻って、やり直せたら。そしたら本当に、このような形ではあるが、チャンスが巡ってきた。今はそう考える。

一度目の学校生活は、人間関係を構築するのが下手だった。

その頃、もっと上手く周囲の人たちと接することができていれば、そして彼女とも、もっと上手く接することができていれば、あるいはその先の人生は違っていた。

いや、その先の人生のことは、この際考えないでおこう。少なくとも、中学校生活の3年間と、その先の高校生活の3年間は、違っていたかもしれない。

二度目の中学校3年間、高校3年間、合わせて6年間ある。この6年間で、二度目の学校生活は、一度目のそれとは違ったものにしていこう。


さて、彼女と両想いになるためには、どうすればいいか。

思いきって、外見を変えるとか。たとえば、髪型を変えるとか。

いやいや、外面だけ変えたところで。

あるいは、偶然を装い、親切なことをするとか。またいろいろ考える。

そして、いろいろ考えた末に、たどり着いた結論は、これだった。

彼女と、共通の趣味を持つ。そのためには、彼女の趣味を知ることから始める。


運動も得意、勉強も得意な彼女。どうやら読書が好きらしい。また歴史も好きで、その中でも、

戦国武将とか好きらしい。


運動も得意。自分でやるのも好きで、部活動は

水泳部。またスポーツ観戦も好きなようだ。

音楽の趣味は、某男性アイドルグループと、某人気バンドの熱狂的なファンらしいと、聞いたことがあった。

某男性アイドルグループの真似など、俺がしたところで。

一方で、某人気バンドの曲は、聞いて覚えていたので、自信があった。彼女をカラオケにでも誘う機会があったら、歌ってみようかと思った。


自分が、すっげえやつになって、彼女を驚かす。そんなことも頭に浮かんだ。


そんな中、ある誘いを受けた。


「おい、お前、ゲーム部に入らないか。」


どうやら、この学校にはゲーム部という部活があるらしい。

俺は誘われるまま、ゲーム部の部室に入ることにした。

そこでは、『インベーダーアクション』と、『インベーダーアクション改』のプレイにいそしむ連中の姿があった。


これだ!自分がすっげえやつになる方法は、これだったんだ!


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