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第22話 「魔王だと思ってました。」

更新遅れて申し訳ありません。

「ただいま、姉様。」


光から出てきたエルフは学園長にそう言って泣きながら笑った。

学園長は手を大きく広げ彼女に泣き叫びながら抱きついた。


「レフィア!!!レフィアアアアア!!!!よかった!!ワシは夢を見てるのではないか!」


そういいながら学園長、いや、ミフィアはレフィアの顔をペタペタ触った。


「あぁ…レフィアじゃ…レフィアぁ!!!!」


ミフィアはレフィアの顔を触り確認すると泣きながらレフィアの胸に顔をうずくめた。


「姉様……姉様!!!!」


レフィアは自分に抱きついているミフィアを覆うように抱きついた。


そんな時間が1時間過ぎて2人はやっと落ち着いた。




「本当に感謝する…。」


ミフィアは泣きながら僕に頭を下げてお礼を言った。


「あ、え!?べ、別に約束守っただけだし!!」


た、他意は無いんだからねっ!!

…いや、ごめんなさい、嘘です。あります。


「そうか…。」


ミフィアがそういうとレフィアが近づき跪いて言った。


「貴方が私を……ありがとうございます…この御恩をどう返せば良いのか…。

本当にありがとうございます…。」

「いえ、学園長が諦めなかったからですよ。」


「え、えっと学園長…?」


レフィアが首を傾げる。


するとミフィアは自分が蘇生または時空魔法を追い求めるために学園長になったことを説明した。


「そうだったですね…。では、蘇生魔法を使える、えっと…。」

「ユリオーネでいいよ。」

「ユリオーネ様、素敵なお名前ですね。私にはユリオーネ様はそんなにお年を召してないように感じますが、そういう魔法や種族の方なのですか…?」


レフィアは控えめながらも直球に質問をぶつけてきた。


「…ふふ、僕は人間だよ。」


強くて謎がある人って、憧れるよね。


僕が人間と答えるとレフィアさんは口に手を当て驚いた。


「と、ということは年齢は…。」

「うん、6歳だよ。」


そういって笑うとレフィアさんは信じられない、という顔をし呟いた。


「てっきり魔王かと…。」


おいっ。


「うむ、恩人に失礼を言うのもなんじゃが、ワシもてっきりその類かと…。」


姉妹だな、本当に。


「酷いな…僕…魔王なんかじゃないのに…うぐっ…ひぐっ…。」


僕が嘘泣きをすると


「あ、あ、あ、ごめんなさい!な、泣かないでっ!えっと、すみません!じょ、冗談ですから。ね?」


慌ててレフィアさんは僕を撫でながら言った。


「ふふっ、冗談だけどね。」


そういうとレフィアさんはホッと胸を撫で下ろした。


「初めて年相応なところ見たかもしれん…。」


学園長はそう呟いた。


「それじゃあ、そろそろ…。」


僕が帰ろうか、といいかけた時。


「そうか、そうじゃな。レフィア。」


学園長がレフィアさんに声をかけた。


「はい、どうしました姉様?」

「ワシはユリオーネに酷いことをしたのじゃ。」


「え?」


レフィアさんは首をかしげた。


「ユリオーネは髪や眼が黒じゃろ、いわば忌み子じゃ。人間、いやこの世界のものなら誰でも嫌うものじゃ。

ワシらもエルフのなかで迫害を受けていたな、ワシは迫害される辛さを知っておった。

が、しかしワシはユリオーネを馬鹿にしてしまったのじゃ。

詳細は省くが、忌み子は受け入れられるわけない、などと…。」

「姉様…。」


「しかもワシはあまつさえそれを素直に謝罪せず言い訳して誤魔化そうとしたのじゃ。

だからワシは罪を償わなければならん。だから、ここでお別れじゃ。」


そういって学園長は泣きながらレフィアさんに笑った。

レフィアさんは僕に縋り言った。


「ね、姉様のやったことは許されることではないかも知れません、で、ですが、どうか、どうか私のこの身一つで許して下さい…。」


待って、思考が追いつかない。


「ならぬ!なんのためにワシがレフィアを救ったと思うのじゃ!

これはワシが犯した罪じゃ。罪は償わなければならぬ!」

「姉様…。」


レフィアは泣き崩れた。


あれ、あっちが自分が悪いって言ってるのになんだこの罪悪感は…。

ってか、僕も謝って終わったんじゃなかったのか。あれ!?もうよくわかんなくなってきたぞ??!!


「ユリオーネ、せめて学園長の仕事の引継ぎ、レフィアを里に送り届けるぐらいは許して貰えぬだろうか。」

「え、いや、でも、その話僕も謝って終わったんじゃ…?」


僕がそう答えると、学園長はへ?とした顔で言った。


「ワシを殺さぬのか?」


「だって謝って終わったじゃないですか。」






こうして学園長の復讐は終わった。


こうして学園長の復讐も罪終わったと、お後がよろしいようで。

※誤字脱字は活動報告にお願い致します。

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