三つ星…
強固「これは………この謎を使わせてください」
強固さんは親指と人差し指以外を立てた。
親指と人差し指を丸めて包んだ。
……この形は…。
強固「綺麗な味です………美しい…芸術作品のようです……それはそうと、排泄がそろそろ苦しくなってきましたね」
え?!
ちょ?!
志島「大丈夫?!早くトレイに!」
強固「………あ、じゃあ…」
強固さんは耳たぶに手を当てて…………取った。
え……取っ…た……え……。
…手品…………?
強固「これ耳に付けて、それで教えて………あ、一応視覚も共有しよう、声だけじゃ、分かりにくいからね」
強固さんは目を大きく開いて、コンタクト…レンズ…のような物を取り出した……。
強固「これも付けて」
………嫌なんだけど……。
強固「そろそろパンクするからお願い」
………分かったよ……。
耳に……付けてっと……これは…?
強固「それは目に付けて」
…………分かった………。
………俺の初めての…コンタクト…レンズ…。
怖いけど…付けるか……。
………よし……………ん?!
なんか…変な…景色が変!
片方の目から…俺が見える!
強固「じゃあ、行ってくる」
うわ!
動いた!気持ち悪!
酔う酔う!!!
あ…でも目閉じれば大丈夫だ……。
うっすらなんか見えるけど……。
強固「聞こえる?」
うわ!びっくりした……。
志島「聞こえるけど…俺何すればいいんだよ…」
強固「……私がいた所にある排泄所とは全く違くてこれ?」
……目、開けるか…。
……それは…。
志島「それは手を洗う、洗面所だ…そこじゃない…」
強固「ふむふむ…謎が使えないから、手を洗うのか」
え…?
あ、うん…。
志島「はあ…その扉を開けて…」
強固「……開きました、それで?」
そしたら。
志島「便器の蓋を開けて」
強固「便器と言うのは……この白い椅子の事ですか?」
そうそう。
志島「それを持ち上げて」
強固「こうですか?」
……てか、なんで俺はこんな事をしているんだろう。
何が起きているんだか分からないけど………技術が発展したのだろう……多分。
志島「そしたら後は大丈夫でしょ?って…全部上げるな!」
強固「え…どう言う事ですか?」
そうか……なんて説明しよう…。
志島「大きな蓋と、穴が開いてる蓋があるよね?穴が開いてる蓋だけ…下げて!」
もう…頼むよ……。
強固「はい、それで?」
志島「便器の中に排泄をして」
強固「便器の中にある水が汚れますよ?」
あー、もう!
志島「レバーを引けば新しい水が来るから大丈夫!」
強固「ほうほう、この横に付いているのは?」
志島「トイレットペーパー…汚れたらそれで拭いて、拭いたらそれも便器の中に入れて…それでレバーを引いたら流れていくから…」
………そろそろコンタクトレンズ外そう…。
志島「じゃあ、コンタクトレンズ外すよ」
強固「はい、ありがとうございます」
はぁ…疲れたよ…キャラメルフラペリーノ飲もう…。
………ん?
なんか…変な音聞こえる……。
……ジョボジョボ聞こえる…水が跳ねる音……あ!
耳たぶ外してない!
…はあ……もう…なんなんだよ…。
数分後
強固「体が軽いです」
志島「そりゃ…よかった……」
強固さんが帰ってきた…。
耳たぶとコンタクトレンズを付けた…。
強固「ありがとうございます、これで排泄は困りません」
…………。
志島「排泄じゃなくてトイレって言ったほうがいいよ」
強固「そうなんですね、わかりました」
はあ…疲れたな…。
志島「ほら、飲んじゃないな」
強固「はい」
…………。
黙れば美人なんだけどな。
強固「どうしました?」
志島「別に」
まあ、お金は減ったけど、いいのかな。
強固「………飲み終わりました、この後は?」
志島「帰ろうか」
強固「そう言う事じゃなくて、これどうします?」
あ…それは。
志島「ゴミ箱に捨てよう」
強固「はい……どこですか?」
………ここ。
強固「……これですか?」
うん。
志島「そうです」
強固「ありがとうございます、それじゃあ出ますか」
出よう。
志島「じゃあ、帰ろうか…家まで送るよ」
……家…あるのか?
強固「ないです、家」
………そりゃそうか…。
志島「ホームレスか…」
強固「……ホームレス?」
あ…なんて言うかな…。
志島「あー…」
強固「聞いたことあります…確かモンチッチ民族の準備体操だった気がします…が多分違うのでしょう」
うん…全く違う。
志島「家がないって意味……」
にしても……まずいな、お金もなし、家もない…。
頼れる人間は……いない…。
志島「……はあ…じゃあ、嫌じゃなければ俺の家来る?」
強固「行きます」
早いな……。
しじま)「警戒心なさすぎじゃない?」
強固「警戒心とは?」
え………?
志島「警戒心知らない?」
強固「一応言葉は知ってますがそんなに聞かない言葉です」
えぇ……。
志島「俺が悪いやつじゃないかなんてわからないだろ?だから警戒をするって言葉があるんだよ」
強固「………」
え…理解できない?
志島「分かんない?」
強固「…この世界にはもしかして良心がないのですか?」
いや…そう言う事ではない…。
志島「そう言う人もいるけど…なんて言うかな…相手の気持ちを全部分かるわけじゃないから相手が嫌なことをしてしまう可能性があるんだ、そうだな…今回の件はどうしょうもないな…俺は別に何もしないけど、悪い人間もいるって事だよ」
強固「やっぱり不思議ですね、ここは」
分からん…。
そっちの世界だかの事を知らん。
俺はここで育った…治安はいい所らしい。
だけど…その分…損しやすい性格な人が多いかもしれない。
それに…歪みやすいのかもしれない…。
全員自分が正しいって信じたい人ばかりかもしれない。
志島「それで来るの?」
強固「はい、行きます、夜ひとりで過ごすのは時間が沢山必要なので、それにまだまだ知らないことが多いので」
そうだね。
志島「じゃあ、ついてきて…後で合鍵渡すよ」
強固「合鍵とは?」
まじか…。
志島「合鍵…何て説明しよう…家の鍵が1つだけだと不便に思う人もいるから、何個か鍵を持つ…で合ってるのかな…まあ、家の鍵だよ」
強固「それは大事なものでは?」
そうだよ。
志島「そうだけど、ないと不便だろ?」
そらに…。
志島「強固さんを信用してるから」
強固「ふむふむ…あ、じゃあ私からは腿肉を渡しときます」
強固さんは腿をつまんでスッと取った…。
え……。
志島「……え…」
強固「これを殴れば私が痛がります……これで安心出来るかと思いましたが痛覚を遮断する事が出来るので意味がないですね…それでは…」
腿肉を腿に戻した……。
…もう、なんもしなくていいから…。
強固「私の中心核を渡しておきます」
強固さんはスカートに手を伸ばし初めたので腕を掴んで止めた…うん…そりゃあ…さあ…止めるよ…。
嫌な予感が…する…。
志島「あのさ…中心核って…何?」
絶対俺が知ってる中心核じゃない…。
強固「そうですね、求情は知ってます?」
え…なにそれ…?
志島「知らない…」
強固「あっちの世界の人間にある症状で、急に起きる症状なのですが、それを抑えるためには中心核を捏ねなければいけません、24時間を捏ねずにいると体に変化が起こります、排泄と同じような物です」
はあ…、それを預けようとしたのか…。
志島「大丈夫だから……信用するよ…」
強固「そうですか、それでは家までお願いします」
うん…。




