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オレンジ
混じり氣のないオレンジが
わたしの前に立っている
それから少し、虹彩を光らせて
わたしの住処を
心の戯れるままに探している
そうして、遂に
わたしの手を握った。
わたしはオレンジと共に
イエローへ向かっていった。
その時、わたしとオレンジは
新たな予感と期待が
両ポケットいっぱいに溢れていた。
その後
わたしとオレンジが
離れることは、一度もなかった。
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