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ガチャで生きてく  作者: 眠る猿
第3章建国記
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戦況は変わる

総合評価200pt突破御礼の投稿です。

ストックがなくなる。

どうしよう。

旧オムルア帝国北東部から侵攻を開始した聖戦討魔軍は、義勇兵を吸収し30万に達した。

各部隊は戦線を拡大し、勝利し、崩壊した。


勝利し進軍していた各隊後方から、死者が伏兵として襲いかかった。

行軍中であり、油断をしていた隊は混乱を極めた。

各国の集まりであり、指揮系統がバラバラな事も混乱に拍車をかける。


「阿呆が。何故敵が兵を伏せないと考えた。

油断が敗北を招くものぞ。」


襲われていた第5隊から離れた位置にいた陶晴賢は、油断していた将兵を侮蔑する。

だが助けには動かない。


「伏兵だけで終わりか?ワシなら混乱した相手に精鋭をぶつけて粉砕するがな。」


言い終わらないうちに土煙がおこる。

「呪われた騎士」アンデットナイトだ。

その数は数百か。

「オオオオオォォォォォォン!!」

魂があげる叫び。呪いにより苛まれる苦しみ。

それこそがアンデットナイトの原動力となる。

「殺してくれ!!」

「楽にしてくれ!!」

「助けて!!」

贄となった騎士達の悲鳴が漏れてくる。


アンデットナイトに気付いた騎士や兵士が応戦するが瞬く間に蹴散らされた。混乱した味方が邪魔となり馬首を返せない騎士も多い。

数の多さが仇となっている。


「烏合の衆にも人はおるか。」

兵をまとめ、混乱した軍から離れつつ防御陣形をとる将がいた。

死者を打ちのめし、己の武勇を示す事で混乱を鎮める将がいた。


だが、それでもアンデットナイトの群れに押されている。


「どこまで考えているのです?」

穏やかな声が訊ねる。弘中隆包である。


「何を聞きたい?」

「この戦いが終わった後についてです。」


知勇兼備の将と言われる弘中隆兼は、この聖戦が終わった後について危惧する。

「ワシにもわからんよ。この聖戦とやらも相手があるのだ。どうなるかわかるものではない。」

「しかし、考えているのでしょう。」

「月山冨田城や厳島を思い出してみよ。

ワシらが負けるなど誰が考えた。

いや、そなたと江良房栄は毛利を警戒しておったな。」

「・・・・・・・・。」

「まぁ、いい。全てはこの戦の終わり方次第よ。

それまで宮川や山崎らと励むがいいわ。」


それで終わりと言うように話をきりあげる。

そして眼前の戦いを注視する。

アンデットナイトには打撃や効いていない。バトルアックスで両断されて崩れ落ちている。鋭い斬撃は効果があるようだ。

魔法は混戦のため使うものがいない。

効果については確認できない。

「退くぞ。」

陶晴賢の命令で兵は粛々と撤退する。

第5隊で陶軍に気付くものはいなかった。



そこに地響きがおきた。

そこにいたのは数体のドラゴンゾンビ。

あらかじめ、送還用の魔方陣が設置してあったのだろう。莫大な魔力と敵の進路予測が必要となり、非現実的な運用法だ。

しかし、効果は絶大であった。


兵達の逃亡が始まる。

いや、腰を抜かして逃げ出す事すらできていない。

蹂躙される兵達。

将も傷付き、倒れ伏す。

こうして、第5隊は敗走した。

その他の部隊も同じような状態であり、行軍が遅れていた第3隊、第7隊、本隊のみが無事であった。

ドラゴンゾンビが誰もいない所に出現する出来事はあったが。


この敗走の影響は大きく、聖戦討魔軍は進軍を停止し、負傷者の治療と再編成に時間を費やすことになった。


リッチ達は聖戦討魔軍が進軍を停止している間にドラゴンゾンビ数十体を討魔軍後方に派遣。

これにより討魔軍の退路と補給線を絶った。


戦況はリッチ達に大きく傾こうとしていた。

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