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ガチャで生きてく  作者: 眠る猿
第3章建国記
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東部騒乱①

「無」は暗殺の報告を待ち続けた。

今回は幹部も派遣して念を入れた。

しかし安芸国虎の暗殺と放火の報告が届く事はなかった。




それまで動きがなかった小国バクダートが突如侵攻を開始した。

「私の7代前の国王の側室に滅びた隣国の姫がいたと言う。つまり、私にも領有を主張する権利がある。バクダートが大日本帝国とやらを滅ぼし、全てを手に入れる!」

言いがかりのような大義名分をかかげ、バクダート軍4000人。傭兵800人。志願兵500人。

合わせて5300の軍勢が出陣した。




ランデルが具現化した侍達はダンジョンに向かっていた。その数10人。5人ずつ2グループのパーティを作っている。

任務は20日間ダンジョンを使ってレベルアップをしてくる事。

そしてダンジョンコアは持ち出さない、破壊しない事。



ん?10人?

具現化したのは12人。

さて、誰がいなくなったのか?

ランデルが気付くのはまだまだ先である。





居なくなった1人。骨皮道賢は東進していた。

防具は鉢金をつけ、籠手をしている。

その上に女人の(ひとえ)を肩から羽織って着流す。

「今度の雇い主は甘いねぇ~。足軽働きを解っちゃいねぇ。俺らみたいなのは夜討ち朝駆け、火付けに強盗、誘拐に強請。侍じゃあねぇんだ。汚ねぇ仕事をして、逃げて、駆けて、足も軽くだ。」

元々は盗賊を取り締まる側にいた。

だから居そうな場所は何となく解る。

「盗賊・山賊かき集め、魅せてくれよう屑の意地!ってか。」

足取り軽く進む。

「さぁ、山賊さ~ん。遊びましょ!」

楽しい楽しい乱世だ。

「悪党でよかったぜ。」



もう1人、具現化した集団を離れた者がいた。

黒い袈裟をつけ、笠で顔を隠している。

「侍などあてにならんな。私が信じるのは御仏(権力と金)のみ。ククククク。私の役に立たん奴など死ねばいいのだ。」

一拍おいて思い出したように呟く。

「あぁ、あの若者が一応主人となるのか。

面倒だが少しだけ助けてやるか。

ククククク。ハハハハハハハハ。」

彼の名は「本泉寺蓮悟」。

浄土真宗の親鸞上人直系の僧侶である。


重ねて言うが彼は僧侶である。

僧侶であるはずである。

僧侶だったはずである。

僧侶だったらいいなぁ。


そんな彼も東に向かう。

「南無阿弥陀仏」

その言葉は御仏に届くのだろうか。




バクダート王国の参戦を引き金に周辺の小国も次々参戦した。その兵数は増え続け総数は5万を超え、大日本帝国東部は混乱に陥った。


トリスタン王国は援軍を派遣できない事を正式に報告し、ランデル軍は単独で対応する事が決定した。


すでにハグロ傭兵団は八柏さん、岩崎さんと共に東部に向かっている。

他にも傭兵団を急募する内容を各地にばらまいた。

将も兵も人も足りない。


今回の原因ははっきりしている。

組織が完成していない事。

大国と言っていい国土に対して、小国以下の人口と兵数。

そして建国後で正式な国交を結んだ国がトリスタン王国だけと言う事。




さて、敵の攻撃がなかったとして今の国土を維持できただろうか?

答えは否だ。

現状の国土は旧トリスタン王国領土が南部になる。

中央と西部は旧ダッカさん国だ。この国は山と森に囲まれた広い平地だ。この国だけでも中規模国家の広さになる。

西はムスラ王国に接して、南はアントン王国と旧トリスタン王国に接している。

そして北部と東部が今は滅びた小国が無数にあった。

広いし、道は繋がってなかったり。不便だ。

小国からしたら攻め込まれないためらしいけど。


東部は攻められて、北部は死者の群れが来ている。

具現化した侍達は領土に拘る。いや、この世界の人もだけど。


使者を3名出す。

1人は八柏さんに。

「東部の領土は捨てよう。ただ領民は全て保護しよう。1人も他国には渡さない。彼らに渡すのは土地だけだ。」

後の2人の使者はどうなるのか?

さぁ、動きだそう。

骨皮さんの言う足軽は応仁の乱のものです。

野伏り、盗賊、悪党がリーダーの元でゲリラ戦や犯罪をしてました。

組織化された足軽が出てくるのは彼が死んだ後でした。

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