神様のお礼
「また、大変な事になってるね~。」
神様が現れた。
「小さき者よ。世話になったな。」
神様Bが現れた。
「謀反?ってやつ?
まぁ、無事に逃げられてよかったよ。」
多くの人を失いました。
「手助けはできないから、前回のお礼の話だ。」
「小さき者よ、礼としてこれをやろう。
『魔法の種』だ。知識の神からもらってきてやった。
貴様が欲する魔法を身に付ける事ができるだろう。」
魔法が覚えられる?
「覚えるのではなく、手に入れるのだ。
それと貴様はその歳で好色だと聞いた。
けしからん。しかし、私は寛大だ。
種の繁栄の神にスキルをもらってやったぞ。
『全種族繁殖可能』だそうだ。
これで借りは返したぞ。」
は?え?はい?
「よかったね~。これで絶滅危惧の種族も復活するかもね。よっ、『繁殖王』!よっ、『世界の種馬』!」
なんで?え?なんで?
「だって、おもしろそうじゃん。」
お前が犯人か!!
「あっ、お見合いする?今なら君、『神様お薦め印の優良物件』だよ。」
断る!!
「そうなの?今なら綺麗な女神とか紹介してもいいんだけど。」
お願いします。
「ハハハハハ。君、わかりやすいね。
今は産めよ、増やせよ、地上に充ちよ。
なんだけどね。どの種族も人が足りないんだよなぁ。」
「本題はね、君のガチャの補償だよ。
10連レジェンドガチャ券と10連スーパースーパーレアガチャ券だ。いいカードが来るといいね。
じゃあ。」
称号を手に入れた
「繁殖王」
多くの子を作る王様。君は漢だ!妊娠確率が4倍に上がる。
「世界の種馬」
優秀な子が産まれやすい。少数の種族や部族ほど子種を求めてくる。妊娠確率が4倍に上がる。精力が5倍にあがる。
「神様お薦め印の優良物件」
結婚相手に最適。女性は無意識に結婚を考える。それは神様からの啓示。
こんな称号をもらっても、まだ8歳なんだけどね。
ちなみに女神様は紹介してもらえませんでした。
「魔法の種」
『どのような魔法が欲しいですか?』
定番の火とか風とか
『その魔法はすでに存在しています。』
え?もうある魔法は使えないの?
召喚魔法とか?
『その魔法はすでに存在しています。』
『その魔法はすでに存在しています。』
『その『その『その『その『その・・・』
これは新たな嫌がらせなんだろうか?
提案する魔法はすでに存在しているらしい。
陰陽道や仙術もあるという。
あの神様の仕業だろう。
どうする?冗談みたいな魔法を作るか?
金で買えないものはない!!ってか。
どこの成金だよ。
『金銭魔法として申請を開始します。
創造者、ランデル。
神界にて承認、決済がおりました。』
え?パードゥン??
『おめでとうございます。
金銭魔法が完成しました。
魔法の対価に魔力を使わない新しい魔法です。』
「やぁ、君は凄いな。魔力を使わない魔法という発想はなかったよ。」
なんだろう、なんか残念な美女がいる。
服から覗く胸元、素足のふくらはぎ。
ご褒美なんですが、なんか残念なんです。
「君の話を色々と聞きたい。300年くらい時間はとれるかい?」
300年?
死んでますよ。
「そうか、それは残念だ。いや、魂を私にくれないか?」
新手のプロポーズですか?
「ん?婚姻したいのか?それでどんな研究が・・」
「見つけたよ。突然いなくなるからビックリしたよ。」
あっ、神様が女の人を羽交い締めにしている。
「コイツは研究と学問の神だよ。さぁ、帰るよ。」
消えちゃいました。
ランデルはスキルを手に入れた。
金銭魔法 2
(創造者補正によりスキルレベルを9に補正)
(使用者と世界の理解度不足のためスキルにマイナス補正)
普通の魔法が使いたい。