常識
頭の中にある物を一旦銀行に預けてから読むことをオススメします。
この季節になると、重力が2倍になり、体に負荷をかける。
俺はゆったりとした歩幅で歩く。
公園には子どもと母親が遊んでいた。
子ども「ねぇ、ねぇ、お母さん」
母親「なぁに」
子ども「あれ、なぁに?」
子どもは指を差した。
母親「あれはねセミさんだよ、あのもしよろしければ握手していただいても?」
セミ「sure!」
平和だな。
微笑みを顔に残し、俺は歩き出す。
水たまりを見つけたので思いっきり飛んで水たまりの中に入る、どんどん体が深く沈む。
地面に足がつき、学校についた。
指パッチンをして、体についた泥を落とした。
ちなみに俺の名前は容姿端麗良好整。
皆からは整と呼ばれている。
あ、先生だ。
容姿端麗良好整「おはようございます、八尺先生」
八尺先生「ポポポポ」
挨拶もそこそこに学校に入る。
学校に入ると毎回外にいる錯覚を起こす。
理由は屋根がないように感じるからだ。
?「よぉ、整さん」
骸骨先生だ。
容姿端麗良好整「おはようございます」
骸骨先生「ふぁ…眠いな」
俺は軽く頷き、教室に向かう。
骸骨先生は死してなお生きている。
自分の体を使い実験をして、偉業をなした。
だけど、一人で実験をしたせいでどうやってああなったのか分からなく、本人も記憶がなくなり迷宮入りになった。
一部の人からはポンコツ、あるいはお間抜けさんと言われている。
女子「骸骨先生!アバラ触ってもいいですか?」
骸骨先生「いいけど、くすぐったいようにしないでよ〜」
男子「骸骨先生、肘触っていい?肘!」
骸骨先生「いいけど、そんなに触りたいかね?」
骸骨先生は人気だ、ここの先生は有名な人が多い。
教室の扉を開ける、ここは"段差"があるから気をつけないと。
教室に入った瞬間、重心が前になった。
少しジャンプをして前に着地する。
ここを作った人はバリアフリーだ。
?「おはよう、整」
容姿端麗良好整「おはよう、木」
この片方だけ目の色が違う女性が土植物葉肥料木木。
土植物葉肥料木木「整さ、あれ買ったんですでしょ?」
俺は頷き、鞄に手を伸ばした。
土植物葉肥料木木「ここでは出さないで…壊されるかもよ……私最近、秘密基地買ったからそこで見せてよ」
俺は頷いた。
担任「授業するぞー今日はカレイの神様についてやっていくから早く席に座れー」
授業内容は毎回知らない事を知る。
ちなみに担任の先生は顔がない。
でも、言うこともできるし、聞くこともできるし、見ることもできる。
担任の先生も人気者だ。
授業もためになる。
数刻後。
担任「お、もうこんな時間かそろそろ終わるぞ」
生徒たちから不満の声が聞こえた。
担任「次、行かないといけないから、終わるぞ、はーい、立ってくださーい…」
生徒「ありがとうございましたー」
授業が終わった、早速予習をしよう。
確か…サバ缶をミミミの台座に置いて、崇めるとカレイの神様と出会えるらしい。
実習は、まだしないほうがいいのかもしれない。
いつかカレイの神様に会わないといけない時が来るかもしれない。
カレイ評論家になりたいのなら必要だろう。
さて…まだ授業はあるが予定があるので帰る。
鞄を持って教室から出た。
土植物葉肥料木木「ちょっと待って〜」
あ、忘れてた。
息が切れている、スタミナ厶Z買ってないのかな。
土植物葉肥料木木「秘密基地行こうって言ったよね?」
そうだった。
土植物葉肥料木木「ついてきて」
俺は木についていった。
徒歩で4200秒
結構歩いたな。
土植物葉肥料木木「ここだよ〜」
木は生け垣を指さした。
そこに埋まるように座り込んで息を吸い込み鼻を指で摘んだ。
そのまま後ろに倒れた。
生け垣を探すと、木はいなかった。
土植物葉肥料木木「さっきのが鍵だから入ってきてー」
木と同じふうに座り、倒れた。
すると重力の向きが変わり、全く違う空間にいた。
一人暮らしできそうな広さだ。
それでもって殺風景だ。
土植物葉肥料木木「植物を使った秘密基地、15万円の所私のコネで10万円で購入しました〜」
俺はゆっくりと拍手をした。
木はぐでっと座っていた。
土植物葉肥料木木「防カビバッチリ設計、体温と湿度を変えられる温度調節植物、無限湧き水…結構お買い得じゃない?」
俺は頷いた。
そこら辺に座り、気になったことがあったので聞いた。
容姿端麗良好整「お金はどうしたんだ?ギャンブル?」
木は頷いた。
土植物葉肥料木木「負けちゃったけど…でも、寿命をお金に変えて買ったからオッケーイ」
俺は顔に出ていたと思う。
土植物葉肥料木木「そんなことより、見せてよ、買ったんでしょ?」
俺は鞄から手鏡を取り出した。
木がお〜、と声を出した。
俺はせっかくなので木と反射を撮る事にした。
木がポーズをとった。
手鏡から音がなり、反射が記録された。
土植物葉肥料木木「すご〜他にはどんな事ができるの?」
容姿端麗良好整「できない事があんまりない、これさえあれば大抵はなんでもできる」
木はふむふむ、と頷いた。
土植物葉肥料木木「いいな〜せかいに1個でしょ?」
手鏡の形をしたこれは簡単に言えば便利機器だ。
それもこのよで1つしかなく、もう製造できないほどだ。
俺は手鏡で時間を確認した。
容姿端麗良好整「じゃあそろそろ行くよ」
俺は立ち上がった。
土植物葉肥料木木「あ、ちょっと待ってよ」
木は後ろを向き、服を脱ぎ出した。
俺は前を向いて、手鏡を鞄に仕舞った。
土植物葉肥料木木「来てくれたお礼に寿命あげるよ」
俺が後ろを向くと砂時計に似た物を服が少しはだけた木が持っていた。
俺は首を振った。
容姿端麗良好整「いらない」
俺のこの言葉は普通なら異常だ。
土植物葉肥料木木「そう言うと思った、本当に優しいよね…本心なんでしょ?」
寿命はお金より高価だ。
他の人ならあっさり貰うか、喉から心臓が飛び出すほど欲しいが理性が働き、断るだろう。
そのどっちかが"普通"なのだ。
土植物葉肥料木木「最近さ、目を手術したって言ったじゃん?相手の感情を詳しく知ることができる目にしたんだ、その理由を知りたい?」
俺は何も言わなかった。
土植物葉肥料木木「君が特別だと知りたかったから、手術をしたんだよ、それでどうかな……私と半生を過ごしませんか?」
砂時計……寿命時計を横にして俺に差し出した。
これは告白だ。
木は俺に好意があったのか。
………。
容姿端麗良好整「別に俺は特別じゃない、俺も寿命は欲しい、だけど木のだからいらないってだけ、それじゃあ」
俺は秘密基地から出て、目的地まで徒歩で向かった。
ほんまごめん、思いつちゃったもんは仕方ないじゃん。
作りたくなっちゃったんだから仕方ないじゃん。
大丈夫だって頑張るから!
あは…は…はは……。
はぁ。
後、ですでしょは……ミスだけど…なんか…いい感じだから修整しないです、いえーい。




