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【連載版】「もう会うこともあるまい」と手紙で私を捨てた元婚約者様へ。あなたが食べたそのお菓子、毒よりおそろしい「真実」が入っていました  作者: 佐倉美羽
CASE2:或る魔女の最期〈愚者の毒事件〉

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エーリカ・R・ワトスンの手帳

6月23日

〈TODO〉

・お屋敷の人間の情報を渡す。

・氏が死んだ日の動きを聞く。

・証言リストの作成。

・趣味について話す。


〈メモ〉

証拠は消えたが、手紙は出した。

後はライラ氏の知恵を頼る他ない。

今は情報を集めることが先決。

犬の行方については今後も判断停止。

問題なし。



6月24日

〈メモ〉

なんだこれは。

異端審問記録?

“愚者の毒”に下線が引いてある。

初めて聞いた。オカルトか?

それにしても、ジェイムズは毒を疑っていたということか。

気が付かなかった。

もっと患者を観察しなければいけないな。

一応報告しておく。



6月26日

〈メモ〉

ライラ氏の考えでは、他に疑う者の可能性。

どう考えてもそれしかない。

まさかジョージ?

あのフレッドの顔。

もしかして、あいつか?

いや、これは今考えるべきことではない。

幸い目立った動きはない。

今は出過ぎた真似をせずに、慎重に。

万事問題なし。

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