拝啓 4月8日 ライラ=ロ=ノクタリカ 先生へ
時間があっという間にすぎてしまいます。先生とこうして文通が出来て、2週間が経ちました。とても嬉しいです。
灰狼さんとのお手紙のやり取りも、順調に進んでいます。なんだが、伝えたい相手がいると、普段のなんてことのない生活が、世界が鮮やかになって広がっていくようです。今までのわたくしは曇った眼鏡をつけていたみたいです。
そう言えば、先日またロジャーが劇に連れて行ってくれたんですが、驚いたことがありました。なんと、俳優の一人がルイくんだったんです!兄に聞くと、今まで見せた劇のほとんどにもルイくんが出ていたんだって!いつ気が付くか笑いをこらえるのが大変だったなんて!わたくしまったく気が付きませんでした。兄にはすっかり一杯食わされてしまっていたようです。
先生にも、そういった心地よく騙された経験はありますか?よかったら教えてください!
かしこ
アンナより
◇
拝啓 4月24日 ライラ 先生へ
―――――――――――――――――――――――
先生。困ったことになってしまいました。
実は、灰狼さんのことが兄にばれてしまったんです。ロジャーは目の色を変えて「そんな得体のしれない男とは関わるな」と言います。
ロジャーはなにもわかっていません。わたくし、灰狼さんと結婚したいと思っています。灰狼さんにも伝えました。本気なんです。
先生、兄を説得するにはどうすればいいと思いますか。
かしこ
アンナより
◇
前略 4月26日 アンナさんへ
―――――――――――――――――――――――
灰狼さんに、ブルーゾイサイトの石言葉を聞いてみてください。
そこに、すべての答えがあります。
草々
ライラより




