Try n Dead 狂気系不条理ホラーゲームに転生させられたオレはゆるく死に急ぐ #113
セント・ミカエル・ラザフォード病院からの逃亡 #113
女性が泣く 男性は、泣けば自分に非難が来なくなって 逃れられるから、と勘違いしやすい
泣けば何でも許されると思っている、と思ってしまう
自分自身 周囲からそうされないように仕向けられているから 集団的抑圧と集団的無意識 常にどこにも浸透しているバイアス
一通り 泣くまで待とう…で、待つ 泣き止むまで…か
数字を聞く 006/008 危なかった……
「ドアを開けられるんだな? どこのも同じでか?」
そう聞くとエマリアは眉間に皺を寄せ集めて 訝るように聞き返した
「同じだったけど…なんでそんなこと聞くの? それが何なの?」
「オレはドアを開けられない。開けられるところ以外は全部、開かない」
「え? うそでしょ? 鍵がかかってるわけでもないのに…開けられるのが普通でしょ?」
そうなんだが……
また 途中から、はじめから 何度目の説明か…理解したくないものは理解しない そういう心理
いわれて はいそうですか で、理解できる奴の方がおかしい それはわかる
「ゲームだと…いわなかったか? やってたんだろう?」
「夫の付き合いで少しだけ…彼なら知ってるかもしれないけど…詳しいことはさっぱりよ」
そうか……
話しを聞く限り 夫が巻き込まれたのに巻き込まれた…に近い 高校生が異世界転移する 巻き込まれるおっさんの立ち位置 どこかでフェンリルかドラゴンかもふもふかが仲間になるに違いない
そう考えるのなら…チートも当然か 納得はしたくないが アイテムも別格
「来た時には夫とも通じてたのに…いまは連絡も何もなくて…バッテリーも心許ないし…どうしたらいいのかわからなくて……」
ライト それに加えてスマホ 通信がないここで、繋がるとは思えない……
▲▲▲▲
と、説明
「じゃあ何か? その女は…ライトにスマホにドアを開けられるチートまで貰って…ここに来たっていうのか?」
「そうなるな」
至れり尽くせりだ 本来の異世界転移 そうでなければ
本当なら…検索も ネットでの情報集めも なにもかも思いもまま…のはずなんだが なぜかそれはできない いまは…役立たず
「結果からいうと、オレではライトは点かなかった。エマリアは普通に使えた。それだけだ」
「それでこれを取ってきたのか……」
「祝福を!」
指先でつまむように、アイテムを持ち上げるキム 心なしか…しょげている
人妻は範囲外か? 騒動になるからな…それとも 自分以外が重要な能力を持っている それに幻滅したか?
「ああ…ただ、ドアはもう開けられない。残り回数がないからな…開けないようにいってきた」
我慢してくれればいいんだが…何か出ても声は上げるな 叫ぶな そうアドバイス ホラーで死ぬ女は全員、それ
基礎的演出 怖い話しが恐くなる それは他人が恐がるからだ 感情は伝染する
ついでに…死に戻りも何回か シリコンも 風船人形も やってきた 窒息は苦しい それ以外をお勧めする
「連れてこなかったのか?」
複雑な顔をして、キムはそういう シリコンをか? ダッチ〇イフの方をか? 違うか……
「それがな……」
ホースを登れない
「なんて素晴らしい!」
「なんだそれ?」
呆気にとられる…ああ、ムリだった
「腕の力がねえんだよ…まったく登れなかった」
下から押し上げる? オレの倍ぐらいありそうな女を? 腕力があっても…上がれない 体重のことはトップシークレット
「女性にそんなことを聞く方がムリだな…下の安全地帯に置いてきた」
あそこなら大丈夫だろう 声さえ上げなければ
それにしても……
良く逃げ切れたものだ ここのバケモノどもは意外と早い
感心する 歩くのも…のっペタン、のっペタンって感じの…相撲取り? 旦那の趣味はぽちゃ専だな
「指の力ってのは女性の方が無いんだ…飲み物のキャップ開けて…とか頼まれたことはないか? それだ……」
会ってもいない女性への印象だが、よくしておくに限る 希望は生きるモチベーションに繋がる
女性が生きる糧? 失うばかりの人生になるぞ? 気を付けろ
「ああ…あれってそうなのか? 爪伸ばしてるからだとばっか思ってたぜ……」
話しがズレていっているが…まあいい こういうのんびりもたまにはいい
どうせこのあと…悲惨な目に合うんだからな……




