第十八話 探索
――《ピピ――スキル《叡智の神眼》発動》
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ドロップアイテム:《現世の鎧》――装備した者に最も適した鎧を生成する。破損しても自動で修復する。
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ほう、中々優秀なアイテムだな。
俺は全身を包む漆黒の鎧、、、というか、服に目を通す。
最初に腕を通したコートは、半袖になり、方に金属製のパッドの様な物が付いている。
そして、赤い線が入っており、胸元辺りで一度途切れ、内側から下に向かって伸びている。
長さは膝までだろうか?
完全にロングコートだな。
中の服は長袖であり、袖口の方が窄まっている。
肘より上の所も少し窄まっており、そこには赤い線が引かれている。
そこから続くように袖口まで赤い線が続いている。
さらに、胸には金属製の胸当ての様な物が付いており、其処にも赤い線が入っており、服の裾まで続いていた。
ズボンの裾も窄んでおり、膝にも金属製の膝当ての様な物が付いている。
そして、上の服から続くように、赤い線が入っている。
靴は完全に鎧の物だった。
只々黒い金属製の靴。
更に痛々しい見た目の手袋。
だが、見た目自体はいい感じだな。
「ほう、中々いいな、」
セリスの後ろにいた羅夢が顔を出してそう言ってくる。
俺はそれに対し、胸を張って答える。
「ふっ、、、だろ?」
そう言いながらコートの端をバサリッと掃うと、頭部に痛みが、、、。
「痛ぇーな!」
「何が『ふっ、、、だろ?』だ、変態め!」
「うるせぇド変態!」
「キー!! 誰がド変態だ!」
俺とセリスがそう言いあっていると、羅夢が声をかけてくる。
「と、とにかく、一度村に戻ろうではないか、、、!」
「、、、それもそうだな。」
「流石羅夢! 言う事が違う!」
いや普通だろ!
此奴、羅夢が言う事なす事にそんな事言うのか?
――俺たちは羅夢の手案に従い、村へ帰ってきていた。
そこで、何方も用事があるとの事だったので、俺は休憩がてら羅夢の家で、自分のステータスを確認していた。
名:闇山 光里
種族:人間
職業:救世主
Lv:1020‐
MP:135006602/135006603-
HP:1103226139/1103226139-
身体速度:33650093‐
反射速度:53330213‐
魔法耐性:――
物理耐性:――
スキル:《破壊の鉄槌》《栄光の聖光》《ステータス》《空間収納》《魔法攻撃無効》《隠蔽》《隠密》《物理攻撃無効》《叡智の神眼》《並列思考》《思考加速》《極限神越》《異世界の扉》《敵意感知》《存在感》《言語理解》《夜行視野》《起死回生》《高速再生》《短縮転移》《蜃気楼》《高速移動》《覇王の威厳》《化煙》《吸収》《威圧》《夢吸》《盗聴》《望見》《魔力操作》《狙撃》《結界魔法》《光学迷彩》《魔法破壊》《魔力探知》《筋力増加》
固有スキル:《攻撃無効》《無限攻撃》《暴食之皇》《盾王の覇気》《魔法遮断》《完全変化》《擬態》《恐怖の呼び声》
称号:『異世界人』『救世主』『孤独の超越者』『時空を超えるもの』『世界を救うもの』
『吸取る者』『強欲之皇』『傲慢之皇』『捕食者』
ふむ、俺は一体どこへ向かっているのだろうか?
既にHPが切れる心配はしなくて良さそうだな。
「これ見てると目がチカチカしてくるな。」
俺はステータス画面を消すと、伸びをして羅夢の家を出る。
そして、目の前にある森林に足を踏み入れた。
森の中を探索して地形を把握しておくのだ。
もうちょいしたら此処を出たいからな。
というか、此処に初めて来たときに見た魔物の群れはどこに行ったのだろうか?
あんな大群がいたら、いずれこの村に来そうだが、、、。
俺はそんな事を考えながら、森の中を《高速移動》で移動し続ける。
その間、《並列思考》、《思考加速》を使い、鮮明に森の中を記憶していく。
既にこの森の3分の1は把握したが、奥に行くほど悍ましくなっていくな。
移動方法は、村から出て森の中を回りながらどんどん奥に進んでいるのだが、奥に行くほど空気が重く、じめじめと湿った感じになってきている。
俺は底知れない不安を感じつつも奥へと進んで行く。
すると、「キキーー!!」と、甲高い声を上げながら三体の魔物が木の上から落ちてくる。
――《ピピ――スキル《叡智の神眼》発動》
種族:魔物
名:テロス・タス
Lv:253
種族:魔物
名:テロス・タス
Lv:392
種族:魔物
名:テロス・タス
Lv:334
ここら辺は此奴らの住処なのか?
「キーー!」
俺が慣れない戦闘の構えを取ると、先頭にいた魔物が俺に襲い掛かってくる。
だがそれを避けると、《破壊の鉄槌》を使って魔物を粉砕する。
そのままの勢いで空中に飛び上がると、返し忘れていた弓を《空間収納》から取り出し弦を引く。
先程同様、薄透明の矢が生成され、弦を放すと飛んでいく。
それは半分ずつ二体の魔物に当たる。
そのまま、片方の動けなくなった魔物の上に《破壊の鉄槌》を発動したままで飛び乗り粉砕すると、勢いに任せてもう一体も粉砕する。
「ふう、、、ん?」
俺が一息ついて森の奥を見ると、何やら、赤く光りながら浮かんでいる文字の様な物が見える。
俺は、そこを《望見》を発動させながらジッと見てみると、光を吸い込むかの様な黒色をした大木の周りを赤く光る文字が飛んでいた。
そして、その文字は、消えかけのホログラムの様に揺れていた。
俺の背筋にゾワリッと悪寒が走る。
直感で何やらヤバい物であると悟る。
俺はすぐさま回れ右をして後ろを振り向くと、村に向かって走り出す。
何もなければいいが、一度村長に報告だ。
いやな予感が、、、。




