第十七話 狙撃者
――《ピピ――スキル《叡智の神眼》発動》
種族:魔物
名:テロス・タス
Lv:368
MP:2035997/2035997‐
HP:4527000/4527000‐
身体速度:4687720₋
反射速度:87550205₋
魔法耐性:197‐
物理耐性:358‐
スキル:《魔力操作》《結界魔法》《光学迷彩》《魔法攻撃耐性》《物理攻撃耐性》《魔力探知》
《ハンマー・ブロー》《ショットガン・ブロー》《マシンガン・ショット》《魔法破壊》
《高速移動》《筋力増加》
固有スキル:《全吸収》《狂気の咆哮》《恐怖の呼び声》
称号:『一流のハンター』『破壊の巨獣』『血縁殺し』
見た目は猿の様だが、その外皮は鎧の様な物で覆われている。
最初に戦った魔獣のような鎧だが、何か繋がりはあるのだろうか?
「今のは《狙撃》と言うスキル だ。」
「、、、《狙撃》」
「自動で敵に当たりに行ってくれるから重宝している。」
強くね?
、、、でも俺そんな事できないけど、、、?
俺はもう一度使ってくれとお願いしてみる。
「ふん! やはり、お手本を見ても出来ないとはな! しょうがないからもう一度使ってやろう! HAHAHAHA!」
そう高笑いしながらもう一度弓を曳くセリス。
そして、そこに生成された矢を放った瞬間、俺は一つのスキルを唱えた。
「《暴食之皇》」
ぼそりと呟くと、飛んで行った矢の先に闇色の渦が現れる。
そして、薄透明の矢を飲み込む。
「な!?」
それを見ていたセリスは目をひん剥いて驚いている。
「クククッ」と、心の中で悪い笑いが零れる。
すると、そこで頭の中に音声が流れる。
――《ピピ――スキル、《暴食之皇》の効果により経験値を入手します。》
――《ピピ――称号、《異世界人》の効果、成長速度の上昇により、経験値量が2倍になります。》
――《ピピ――Lvが上がります。救世主:闇山 光里のLvが、994→1005に上がりました。》
――《ピピ――スキル、《暴食之皇》の効果によりスキルを入手します。》
――《ピピ――スキル、《魔力操作》《狙撃》を入手しました。》
、、、今のでレベルが1000を超えた。
いや、今はそれより、《狙撃》が使えるかどうかだな。
「、、、弓を引くだけでいいのか?」
俺はそう独り言ちると、弓を曳く。
すると、黄緑色の薄透明の矢が手元に生成される。
だが予想外だったのは此処からだ。
「、、、へ?」
手元だけではなく、その横にもズラリと数十本の矢が生成されたのだ。
そして、その拍子に弓の弦を放してしまう。
その瞬間、後ろ風を起こしながら全ての矢が飛んでいく。
そして、全てに狙いが定められたかの様にバラバラの方向へと飛んでいく。
その飛んで行った矢は全て魔物に当たった。
当たった場所は全て鎧の上だったが、その鎧を貫き、その鎧諸共魔物を穿いていた。
「、、、何だ、今のは、、、?」
とはセリスの言葉である。
実際、俺にも良く解らない。
「、、、貴様、何をしたんだ?」
「いや、俺にもわからん。」
だが、一つ分かるのはまだあの魔物が死んでいないことだ。
「あいつは、、、もう素材回収は無理そうだな、、、。」
「食料にしないのか?」
「魔物は食えんわ!」
「じゃあ、普通にぶっ飛ばしてもいいのか?」
「、、、どういうことだ?」
俺は登っていた木から飛び降りると、魔物に近付く。
すると、魔物はゆっくりと起き上がり、俺を睨み据える。
そんな魔物に俺は、《破壊の鉄槌》を発動しながらグーパンをぶち込む。
瞬間、その拳が当たった先が抉れる様に吹き飛ぶ。
――《ピピ――魔物:テロス・タスを討伐しました。経験値を入手しました。》
――《ピピ――称号、《異世界人》の効果、成長速度の上昇により、経験値量が2倍になります。》
――《ピピ――Lvが上がります。救世主:闇山 光里のLvが1005→に上がりました。》
――《ピピ――称号、『異世界人』『孤独の超越者』の複合効果により、討伐対象の上位スキル3つを入手します。》
――《ピピ――スキル、《結界魔法》《光学迷彩》《魔法破壊》を入手しました。》
――《ピピ――スキル、《暴食之皇》により、討伐対象から下位スキルを2つ入手します。》
――《ピピ――スキル、《魔力探知》《恐怖の呼び声》を入手しました。》
――《ピピ――称号、『異世界人』スキル、《暴食之皇》の複合効果により、討伐対象の下位スキルを1つ入手します。》
――《ピピ――スキル、《筋力増加》を入手しました。》
――《ピピ――称号、『異世界人』スキル、《暴食之皇》の複合効果により、討伐対象から追加経験値を入手します。》
――《ピピ――称号、『異世界人』の効果、成長速度の上昇により、経験値量が2倍になります。》
――《ピピ――追加経験値を得たことで、救世主:闇山 光里のLvが、1018→1020に上がりました。》
よし、討伐完了!
「おい、今何をしたんだ!?」
「ん? スキル使ってぶん殴っただけだけど?」
「、、、貴様、化け物か?」
「お前、ド変態か?」
「うるさいわ!」
此方へとやって来ていたセリスとそんな事を叫びあう。
すると、背後から、何やら光が漏れている事に気が付く。
その方を見ると、コートの様な物が置いてあった。
「、、、これは、、、」
「ほう、ドロップアイテムか。」
「、、、丁度いい。服に困っていたんだよな。」
俺はそれを手に取ると、直ぐに袖に腕を通す。
上着だが、無いよりマシだろう。
そう思っていたのだが、それを着た途端、身体を淡い光が包む。
何だろうかと思う暇もなくその光は強まり、気付いた時には、俺は漆黒の服に身を包んでいた。
――《ピピ――スキル《叡智の神眼》発動》
ドロップアイテム:《現世の鎧》
主人公の服をやっと用意出来ました。




