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松山行紀  作者: 雨奈麦
9/11

陽が昇れば

淡路島を抜けて徳島へ入ると、辺りはだだっ広い田園が僕らを迎える。土地の広大さをアピールする様子はまるで北海道のようだ。徳島駅に着いたのは朝六時頃で、まだ誰も活動する気配なく、駅前に一際目立つSOGOの建物は、今は静かにそびえ立つのみである。

バスは鳴門に向かう。僕らはそこで、松山行きのバスに乗り換えることになっている。バスは海を渡る。東の果てに姿を現した太陽が、生きとし生けるものすべてに語り掛けるように、優しい光を投げかける。僕にはそれがなんだかいつも以上に眩しく感じる。松山はまだ遠い。


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