↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/47

エロゲ転生、ふぁっ!?【キャラ紹介(2/3)】

せっかく折り返しまで到達して、残り半分書くぞー!ってなったにも関わらず、

なんかテンションとノリがはっちゃけた結果1/2→3/2しか進んません。


途中から茶番に付き合って頂けると嬉しいです。

 俺の情けない声が返事と受け取ったらしい愛莉栖お嬢は黒い笑みを浮かべながら満足そうに着席した。受け取らないでぇ…。

 いやめっちゃ怖かったわ……いやそれよりも先に…。

『千花、お前あとで説教な』

『ぴぃっ!?』

『次の体力テストに差し支えないようにしてくださいね』

『千花、ちゃんと怒られてくるんだよ!』

『瑛士兄のばか! あほ! ひきょうもの! まぬけ!』

『間抜けは千花なんだよなぁ』

『ちょっとは反省しろよ、千花』

『ひぃぃん!』

「はいはーい! うちの名前は雛田胡桃だよ! 好きなアニメは魔法少女が出てくるアニメ全部で、特技は~…うーん、うーん…あっ! 牛乳の一気飲みの時間っ!」

 教室内の空気を変えるかのように、幼くも大きな声で自己紹介を始めるちみっここと胡桃。頭の茶色いアホ毛もぴょんぴょんと元気よく跳ねている。

 うーん、うーん。とっても元気でよろしい。

「うちね、体力に自信はあるけど考えるのが得意じゃないからね、こう…えいっ! って感じで、敵さんを突っつくのが得意なんだ! だから、魔法とかはみんなにお願いするから、前にでて武器を一生懸命振り回すねっ!」

 えっへん! と腰に手を当てて胸を張る胡桃。胸が主張されていないのはとっても悲しいが、とても微笑ましく紳士的には大変可愛いいのでVERY GOOD.

 ……嫉妬の感情が遠くから流れてきた気がするが、これはSO BAD.

「あの時の雛田さんすごかったもんね。ぼくも雛田さんの槍はすごいなって思ったよ!」

「ほんと!? ありがとー! えっと…えいじー? の剣もすごかったよ! こう、ずんっ! って感じで、ぶんっ、どがーん! って感じで!」

「ほんと? よかった~、すんごい必死だったからあんまり覚えてないけど、みんなの助けになったんならよかったよ~」

「うんうん! すっごい助かったよ~!」

 …胡桃と瑛士の子供みたいな……すんごい頭が痛くなるような会話が反対側の席で成立していた。

 頭が痛いじゃなくて、頭痛が痛いにレベルアップしそうだ…。でも仲良きことは…いいね。ちゃんと他人とコミュニケーションが取れていいね。兄ちゃんすっごい嬉しい。

「あははー。あ、ぼくは間宮瑛士って言います。趣味は…兄ちゃんとの剣稽古で特技は…的当てかな? 投げればだいたいは的に当てられます! 将来の夢は騎士になって家族やみんなを守れる人になりたいです!」

 前にもみんなの前で意思を見せたことはあったが、思えばこの時の瑛士から、存在感が変わった気がした。想い続けたたった一つの夢で、瑛士という存在が強くなったんだ。って、なんとなく思う。

「武器は剣を使いますが…どのポジションでも頑張ります。ぼくは体も小さいし兄ちゃんほど魔法は得意じゃない。でも「誰よりも優秀な騎士になれる」って言ってもらえました。剣でみんなを守って敵を倒し、魔法でみんなを守れるような騎士に、お前ならなれるって。ぼくはいつか胸を張って言えるようになりたいです!」

 そういつもよりも強く言葉を発した瑛士を見て、初めて会う前に下級魔族を倒した時のことを思い出した。二人を助けられてよかったと思うし、その後も瑛士も千花も無事生き残ることができた。死なないための準備はしてきたし、最低限スタートラインには立てたと思う。

 でも、まだこれでも最低限なのだ。目標は二人を死なせずに世界滅亡のDEAD ENDを回避すること。それまでに瑛士を強くしなければならない、改めて思った。

「千花も一緒です。瑛士兄の妹で間宮千花って言います。お千花もお兄ちゃんに助けてもらったから、泣き虫で臆病でよわっちい千花から変わろうって思ったです。千花は魔法がへたっぴで、みんなににすっごく迷惑をかけちゃってる。痛いのだって怖いのだっていやだけど……でも私がいっぱい動けばお兄ちゃんやかえでさんがなんとかしてくれる、だから千花はみんなより前でいっぱい動いて、敵さんを千花が動かせないようにするのが、千花にできることです! いっぱいがんばりますのでよろしくおねがいします!」

 いつもの泣き虫な千花も、ちゃんと変わろうとしてるんだね…。

 少しだけ寂しいけど、それよりも成長したいって思ってくれている、それを改めて口にしてくれたのが…何よりも嬉しい。

 お説教は短くしていっぱい褒めてあげようかな? またかえでには甘やかすなって言われそうだけど、少しくらいは…いいよな?

「千花…趣味と特技忘れてるよ?」

「あわっ、えっ、とっとっ、しゅ、しゅみはお兄ちゃんと寝ることでとくぎはお兄ちゃんにあまえることでしゅ!!」

 …………。

 …………。

 …………?

 あの…千花? ちゃんと考えて…?

 ほら、みんなの目が冷え切ってるじゃん? ね? どうやってこの空気修復するの?

「凛堂様……」

「優月……お前って奴は……」

「!?」

 ほら! 風評被害! めっちゃ風評被害もらってんじゃん!!!

 あーもう! どうすんだよぉぉぉ……助けでがえでも゛ぉ゛ぉ゛ん゛……。

「はぁ…。え、コホン。」

 すわっ! 味方か!

「私は凛堂家に使用人として務めております、海空かえでと申します。一つ訂正をさせて頂きますと……」

 かえでもぉぉん……。

「猫という生き物は、日向が射している陽気な場所で寝る習性があることはご存じかと思います。例えば干した後の布団に良く潜り込んだりなど……どうでしょう? 皆さんにも心当たりがあるかと存じますが如何でしょうか?」

 かえでもぉぉぉぉん! あなたは救世主(めしあ)か!!

 全員が思い当たったかのような顔で納得している。これは…流れが……。

「つまりはそういうことです」

 流れが変わった……ッ!!!

 全員が完全に納得した顔で頷いている! これは勝ったな。後でかえでもんに何か差し入れしよう。約束された勝利の―――

「そう。まるで常に二匹夫婦で寄り添っているかのように、ふたりでなかよく重なって寝ているのです」

「ふぁっ!?」

 おっとこれはマズい! 火種をぶち込むかのような余計なことを言う前にかえでの口を閉じなければ!

「おいコラかえで! 余計な事まで言わなくていいだろ!?」

「え? 私は凛堂家に務める使用人。たとえ、干した後の布団で寝転がってだらけている主の元に(千花さんから)ご要望があった一緒に寝たいという気持ちを汲み取っている、そんな主の願いをかなえ続ける健気な使用人でございます。我が主の願いは、すべて私の願い。そう、逃げることのできない関係なのです」

「嘘つけ! お前が真面目に働いてるところなんて見たことないわ!」

「そ…そんな…。私がどれだけ優月様にお仕えしてきたことか……」

 そんな…、そんなやる気のない棒読みで言われても! みんな騙されないぞ!

「そういえばあの時…優月がかえでに命令を下していたと思うが?」

「ふぁっ!?」

 そういえばそうだった!? くっそ! やらかした!!!

 器用にこっちにだけ、整った美少女のドヤ顔を向けやがって…。くっそぉ…かわいいじゃねぇかよぉ……。

「うむ…晴臣の言う通りだな」

「拙者…優月殿の命令でかえで殿に…」

「あ゛?」

「いえ海空様に遠くでせっかn――」

「あ゛?」

「ではなく注意を受けたような気がするのでござる」

「そうです。あの時も優月様の命令で、同級生に致し方なく注意をすることになっていたのです……」

「今の完全な茶番じゃねーか!?」

「茶番ではございません、れっきとした事実でございます。承認はここにたくさんいるのですから」

「くっそぉ……」

「さぁ、非を。己の非を認めましょう。そして煩悩を蔵森様に祓ってもらい、今後は堂々と私に傅くのです。そうすれば私も今までのことは水に流してみせましょう」

「確かにワシの担当ではあるが……」

「祓って、もらいますので」

「ア、ハイ……ボンノウヲハライマス」

 くっそぉ……。

 ぉん?

「よく考えたら瑛士もあの時同じことしてたよな。特訓後に庭で横になってたと思うし」

「そうだけどぼくは兄ちゃんには乗ってないよ? というか千花が乗ったのは初等部卒業前の一回だけじゃなかったっけ? あの後めっちゃ怒られて泣いてたけど…」

「お兄ちゃんに初めて怒られた……お兄ちゃん…すごく怖かった……そういうことは大事な人にしてあげなさいって……」

 泣き止んだ千花がまた泣きそうになった。これ、なんかイジメの構図じゃね?

 あっあっあっ、全員から責めるような眼を向けられてるワイ。四方八方360°の全方位が敵で逃げ場がない!?

 手早く潔く土下座で誠意を見せるゾ! 【ライトニングステップ】2連!!!!

「めっちゃすみませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 一瞬に限りなく近い時間で移動して教卓の上に乗り、誠意ある土下座を全員に見せる!!!

「な、なんて無駄に洗練された無駄のない無駄な魔法技術……」

「私…一瞬過ぎて何を発動したのか全然わかりませんでした……」

「これでも入試の魔法学はトップなんですよ? 彼……」

「ふむ…近年稀にみる素晴らしい土下座だな。うちの者にも見習わせたい」

「拙者、ここまで芸術的な土下座はみたことないでござる」

 ……あれ? 千花と一緒に寝てたのって、寝てた俺に千花が乗ってきたから……実質俺のせいじゃなくね?

 あの後は全部未遂でかえでを説教したけど、一切言うことを聞かないんだもの。その間千花はずっと寝ていて、かえでに持ち上げられてもネコのようにうにょーんって感じに胴が伸びていた。気がする。

 やっぱり全部かえでのせいじゃないか! 俺は悪くない! って言っても誰も聞き入れてくれる状況じゃぬぇ……。

「彼もこう言ってますから、皆さんもここは私の顔に免じてどうか謝罪を受け入れてあげてください」

「あ、あの…教卓は乗り物では……」

「先生。悪い子に正座をするのは教育。そうですよね?(圧)」

「は、はぃ……そ、そうでしゅ……」

「ということなので優月様はしばらくそこで正座していてください」

 拒否権なしかよ。てか教師を笑顔で脅すんじゃぁないよ。

 しゃーない……ワルモノなワイはおとなしく正座を受け入れるでしかない。

 受け入れるでしかないのだ。

 たぶんみんなにも伝わったでしょう。かえでは怒らせるな、って。

胴は伸びるもの、だって千花にゃんこだもの。 りんどを

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。