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魔王で始まる異世界生活  作者: 野薔薇 咲
Act.04~竜の都編~
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再戦 隼人vsライカ#03

 ただし、1つ問題が浮かび上がる。


 この剣でライカから魔力を奪うということは、攻撃を当てる必要がある。


 つまり、斬らなくてはいけない。


 その心中を察したのか閻狐が隼人に声をかける。


「心配はしなくて大丈夫だよ。あくまでも斬るのは魔力だけで、この剣で実体を斬ることはできないから。もちろん当たるから痛みはあるけどね」


「あぁ…」


「さぁ、一気に飛び込むよ!」


 ライカとの間合いはもう数メートルほどまで迫っている。


 意を決して剣を両手で握りライカに対して斬りかかるが、すでにその場にライカはいなくなっていた。


「そんなスピードで私に攻撃を当てれると思っているの?」


 真後ろからの声に反応し振り返りながら、剣の面でライカの攻撃を防ぐ。


 直撃は逃れることができたものの、威力を抑えることはできず再び勢いよく吹き飛ばされる。


「ハヤト大丈夫か!」


 クィルは避けに徹し身動きが取れないままでいる。


「ねぇ、隼人って剣に覚えがある人?」


「自慢じゃないが、小さい頃は聖剣を持っていたぞ。学校の帰り道に見つけたすげぇー良い感じの木の棒があってな」


「それはとても素晴らしい聖剣だね」


 見た目とは裏腹に随分と余裕があるようだ。


 その姿を見てクィルも安心する。

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