再戦 隼人vsライカ#02
「音だけなら風船が割れたぐらいだろうけど、当たると本当に風船が割れたみたいになるよ。魔力感知はボクがするから隼人は戦いに集中してほしい。まずはライカとの間合いを詰めよう」
不規則な動きを繰り返しながら少しずつではあるがライカとの距離を詰めていく。
攻撃は隼人だけに向けられてたものではなく、この空間全体を無差別に行っている。
そのため魔力の発生場所を先に感知し、適切に対応を行う必要がある。
相当に優れた魔力感知スキルがなければ避け続けるのは難しいだろう。
「隼人、黒剣について少し話をするね。」
回避の指示を受けながら閻狐の話に耳を傾ける。
まず初めに聞かされた話は黒剣は共通して魔力を吸う力を持っているということ。
これに関しては閻狐から少しだけだが聞いていたので理解はしていた。
ただそれだけではなく、使用者に関わらず魔力であれば吸い取ることができるらしい。
「つまりは、今のライカの魔法も吸収することができるってことか?」
「ご明察。ただここまで発動が早いものだと吸収するより避けたほうがリスクが少ないね」
そして黒剣には魔力を吸う以外に、特殊な能力が1つ携わっているということ。
「その特殊な能力ってのはなんなんだ?」
「ボクの場合は魔力の放出。吸い取った魔力を放出することができる。その使い方に制限はないよ」
「放出に関しては実際どういう感じかわからないが、クィルが勝算があるって言ったのも頷けるな。つまりはこの剣でライカの魔力を奪ってしまえってことだろう」
「理解が早くて助かるよ」




