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幻想怪盗団~罪と正義~ サイドストーリー  作者: 陽菜


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年越し

怪盗団シリーズの方ではお久しぶりです。大変申し訳ありませんでした。

本編直後の話です。蓮達は高校を卒業している設定ですね。

「蓮、実家に戻るの?」

 りゅうに聞かれ、蓮は頷く。

「そうだね、あっちで年越しかな?」

「そっか……」

「ごめんな、せめて夜は通話しよう」

「うん」

 そう約束し、蓮は実家に帰る準備をした。


 実家に着き、荷解きをする。

「蓮、ごめんなさいね」

「大丈夫ですよ、お母様。……由弘君は元気ですか?」

「えぇ、なんとかね」

 母に話しかけられ、蓮は笑いかける。その足元に弟がすがってきた。

「お、姉さんが分かるか?」

「あう!」

 蓮が抱き上げると、弟はキャッキャと笑った。

「さて……じゃあ早く終わらせますか」

 夜は通話すると約束している。その前に出来ることはやろうと蓮は弟をおぶって取り掛かった。


「あのね、蓮!良希が……」

「うんうん」

 夜、眠ってしまった弟のそばに寄り添いながらみんなとビデオ通話をしていた。

「相変わらずだな、良希は」

「いいじゃんか……」

「あ、明日いつ初詣行くんだ?ボクもそれに合わせて行くよ」

 蓮の言葉に「ホント!?」と風花が聞いてきた。

「だったら、十一時はどう?」

「分かった、神社に着いたらチャットで送るね」

「えぇ、そうしてくれるとうれしいわ」

 明日の約束もし、十二時が過ぎるまでワイワイと騒いでいた。

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