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昔書いていたものを少し手直しした二作目です。よろしくお願いします。
仕事帰り疲れていたので、夕飯はいつもの居酒屋に入った。週末ということもありカウンターに案内される。ちょうど隅っこがあいていてラッキーだったので、リラックスしてしまって、ついつい飲みすぎてしまったようだ。
いつの間にか知らない隣の席の人と話をしていた。いつもならありえない。知らない人と話をするなんて。その人は自然とわたしの警戒心を解き、まるで昔から約束をしていたかのようにするりと会話を始めた。
「もし、自分で好きなスキルを手にすることができるとすれば何を望まれますか。」そう聞かれたような気がする。
「スキルというのかゲームでこつこつ図鑑を埋めてコンプリートするのが好きなんですよ。
あと地道に錬金したり採取したりするのも好きです。でも、ゲームによっては、あるものはフィールドに落ちていなかったり、イベントでしかもらえないものは高レベルの人気職業の人しか手に入れることができなかったりするので、できればこつこつ頑張れば図鑑を全部埋めることができるスキル?そんなゲームがあれば欲しいですね。」
「もしお望みのスキルがあればそのゲームをプレイしてみたいですか。」
「もちろん、地味に採取や錬金ができて図鑑が埋まるのであればプレイしてみたいですね。」
そんな会話をしていたような気がする。
そう、そんな会話をしたような気がするというだけで、今、思い返しても隣の席の人の顔?性別?さえ思い出せない。飲みすぎてしまったのだろうか。
ふわふわ気持ちの良い酔い方で明日は休みだ。洗濯と買い出しさえすれば他にすることもない独身の休日。そういえばスマホの簡易ゲームは時々するけれど、がっつり図鑑埋めるようなゲームは最近していないよな。懐かしいな・・・。
そんなことを考えながら寝てしまったせいだろう。




