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すでに見えている災い

ここまでお読みいただいてありがとうございます。


ユニーク3,000名突破!

早い。なんか感動です。

ストックはあるんですが、駄文の修正してからの投稿は亀です。

許してください。


蛇の乱入で、タコーは一気に瀬戸際に追いつめられました。


ではでは~

「陛下、お恐れながら、法は曲げられませんが?」

「いや、曲げて欲しいわけじゃない。断食までして無実を訴える被告人の裁判を優先的に開廷できないものかの相談だよ」

「特例ですか?」

「いや、開廷の手続きを滞りなく行ってくれるだけでいい。どうだい?事務処理は発生順になっているのかい?」

「ふう、陛下。・・・わかったよ。お前は何か厄介ごとがあると俺を困らせるな」

「ありがとな。お前を法務大臣にしてよかったよ。」


「で、裁判の結果は、どうすればいいんだ?」

「それは、普通に進めてくれればいい。判決の内容より、裁判が早く行われないと大変なことになりそうなんだよ」

「判った。任せてくれ。一つ聞きたいんだが良いか?」

「答えられる範囲なら」

「エルフのお姫様が関係しているのか?」

「まあね、その上ケンタウロスとの戦争とお二方が攻め込んでくることになるかもな」

「なんだって!じゃあ、大公国も敵に回るんじゃないのか?」

「そういうこと。大変だろ?」

軽口の国王の顔は、目だけ笑っていなかった。


 = = = = =


「ただいまー」


「「「おかえりー」」」

「おかえりなさいませ、お嬢様」

「おかえり、キャサリア」

帰宅したキャサリアを居間で迎えた母とメイド、義姉妹たち。


「キャサリア、昼食にしましょうか?」

「はい、母上。着替えてまいります。みんな、ちょっとだけ待ってて」

「おー」

「いいわよ」

「待ってる」


キャサリアの後をマリアが付いていった。


「おはよう」

「もうお昼ですよ、あなた」

「いやー、娘のお客さんが多くて、部屋から出られなかったんだ」

「屋敷の主として、娘のため、情けない姿はお見せにならないでくださいね」

「以後、気を付けるよ」

(はあ、この方たちが、あの子と本当に義姉妹と知ったら、腰を抜かしそうね)



部屋着に着替えたキャサリアが、居間に戻ってきた。

「みんな、お待たせー。あ、父上、キャサリア、戻りました」

「ああ、おかえり。久しぶりの本部はどうだった?」

「はい、ずいぶん久しぶりのような気がしました」

「はは、そうか」


「旦那様、奥様、お食事の用意が整いました」

「おう、そうか。じゃあ、みなさんもご一緒に」

「「「はい、いただきます」」」


 = = = = =


タコーは、そろりとベッドの上から、ベッドの下を覗き込んで毒蛇の確認をした。

チロチロと舌を出し入れし、ベッドの下に居座っていた。

タコーの存在には気づいておらず、警戒はしていなかったのは幸いだった。

(うわー、やっぱり、溶解毒の蛇だ。どうする?)


 = = = = =


タコーが毒蛇にビビっているころ、ビリオネリラント大公国では、事件が起きていた。


アイハイロード王国外交館は、固く閉ざされ来訪者を一切受け付けなかった。


 = = = = =


「いやー、見め麗しい娘が一気に3人も増えると嬉しいね」

「あなた。みっともないから止めてちょうだい」

「見苦しいです。旦那様」

「マリアー。僕は、侯爵だよね。陛下の友だよね。マリアより年上だよね」


「みんな、ごめんなさい。父上はいつもこんな感じ、です」


「いいよ。じぃじじぃじやちゃまちゃまの方が子供だもん」

「気さくなお父上ですね」

「ウチも似たようなもの」

「みんな、ありがとう」


「えー、なんか扱いが酷い気がする」

身分というより、女性の中で肩身が狭い侯爵だった。


 = = = = =


「そなたたちは、何者ですか?わたくしをどうするつもりですか!?」

「しー、殿下、お静かに。ご協力いただければ危害は及びません」

「くっ。誰もかれもわたしをなんだと思っているのよ!」


 = = = = =


「リフィ、リフィ!どこ?お願い、タコー様に念話して!」

「ウーン?どうしたの、リンカ」

「街で噂になっているの!どうも、アイハイロードのお姫様が誘拐されたらしいって」

「へー。タコーを訴えたから、罰が下ったんじゃないのぉ」

「そんなことは言ってられないの。もしかしたら、戦争になっちゃう」

「あー、それはめんどくさいなぁ。わかったぁ。タコーに念話するぅ」

「リフィ。あなた、相変わらず寝起きが悪いわね」

「ふわぁー、ねむ」


 = = = = =


タコーは、毒蛇のおかげで、予想外に消耗を強いられていた。

緊張で喉がカラカラだった。


(さーて、どうする?)


そろそろ日が天頂に差し掛かるころ、タコーはあることを試そうと思った。


このままだとベッドの下の客と相部屋のままだ。

うっかり噛まれたら一巻の終わり。それでは、あまりに情けない。

そこで、丸太の栓を抜いて、暖かい外に出ていってもらうよう試すことにした。


こっちの蛇も変温動物らしく、温度は低いと動きが鈍い。

部屋の床は、石作りでひんやりとしており、幸い蛇が動こうとしない。

そこで、あたたかな外への道を開けてやると移動するかもしれないと考えた。


タコーは、蛇の位置を確かめて、できるだけ離れた位置でベッドから降りて、丸太の栓を抜きに行き

また、同じ経路でベッドの上に戻ってきた。

栓を取り除かれた穴からあたたかな空気が流れ込み部屋の温度が少し上がった感じがした。


穴から見える中庭は、日向ぼっこによさそうだった。

いかがでしたか?


外交館が閉ざされているだけで王女誘拐のうわさは不自然でしょうか?

情報は意図してリークされるものというのが書きたかったのですが。

ぱずるは文章が下手です。すみません。


次話をお待ちください。

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