自転車整理
日本人の性なのか?
乱雑な自転車見てるとイライラする。
今日も顔色悪い会長が立ち会いやってるので、せめて立ち会いだけでもやりましょう。と代わった。
ミー子が手伝う話は副会長や他の役員に却下されたらしい。
仕方がないが!
この状態はなんか生理的にムリだ!
「あの〜この乱雑さだと結局奥の自転車出せないじゃないですか?少し出しやすく整理しても良いですか?」と会長の許可を取った。
担いで並べて通路を作り貯水槽の周りに並べた。詰めれば綺麗に置けるし奥の自転車も使えるのだ。
奥になった自転車は錆びて半ば放置されてた。
「あ〜っ、こういうのダメなんだよなあ〜」と呟く。
着なくなった服は速攻クローゼットから出してリサイクルに出すか絵を描くウエスに裁断してしまう。
マフィアはどうでも良いが(ミー子的には)マンションがそのせいで荒れ果てるのは、買って住んでるからには許せない!
「あ、助かります。荷物の置き場無かったんですよね。」貯水槽の修理の人に頭を下げられた。
何だか聞き覚えのある声な気がした。が、顔は全然知らない人だった。
なぜか知らない内に西保さんも手伝ってくれていた。
「全然気付かなかった。すみません。ありがとうございます。」ミー子が頭を下げる。
「ううん、そうだよね。こうしないと結局自転車が使えなくなるんだもんね。」なぜか西保さんが反省してる。
「そうなの!結局、奥の自転車の人使ってなかったみたいで錆びてたから。
こう並べれば、自分の自転車すぐ取り出せるでしよ?
毎日目にする所だから、乱雑だとイライラしちゃって。
差し出がましくてごめんね〜」ミー子が謝る。
「会長さんは?」西保さんが聞く。
「顔色がめちゃ悪かったから休んで貰ってる。なんか無理してるんじゃないかな?
他の役員さんが動いてあげないとさあ〜会長倒れたら結局管理組合回らないんだから!
私が手伝うって言ったら拒否したらしいの!
だったら、皆が動かないとって思うよね?」ミー子がプリプリしてると西保さんがなぜか目を伏せた。
「本当にそうね。ごめんなさい。」
「なんで西保さんが謝るの?管理組合がちゃんと考えるべきことだよ?
役員サボった私が言うのも何だけど。」なぜか西保さんが思い詰めたような顔になった。
「私の実家もこんなマンションだったの。でも皆好き勝手してね〜最後はボロボロになって取り壊されたの。
同じ頃建ったのに、このマンションがまだ現役なのは
ミー子さんみたいな人が支えてきたからなのね…」なぜか西保さんが神妙だ。
「?」ミー子は首をかしげる。
「まあ、マンションは管理が命だから!
管理組合がガタつくと一気にスラム化するからね〜
そうしたら資産価値が一気に下がるじゃん。
西保さんの部屋も旦那さんがお金出して買ったんでしょ?
玄関入ってすぐ目に付く所だから。ちゃんとしないとね〜」なんだか当たり前の話してるのに、西保さんは落ち込んでいた。




