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【書籍2巻まで発売中&コミカライズ連載中】公爵夫人に相応しくないと離縁された私の話。  作者: 池中織奈
番外編

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花びら達による会報記録 ②

 数多の活躍を繰り広げる我らが師匠であり、スラファー国の宝である『王弟の愛する知識の花』クレヴァーナ様。

 今回の会報では、王都内でのクレヴァーナ様の様子を取材し、纏めました! ぜひ、楽しんで読んでいただけると嬉しいです。(『花びら』の会報作成委員会・トゥリズナ)




《トピックス1 屋敷に勤めるとある侍女の証言》

 クレヴァーナ様のお屋敷に住まう侍女の方からお話を聞いたところによると、クレヴァーナ様は最近ラウレータ様と一緒に魔術談義をしていることが多いとのこと。これはラウレータ様が「お母様と一緒にもっと過ごしたい!」とおっしゃられたためかと思います。

 クレヴァーナ様は泊まり込みで研究をなさっていた影響でしょう。新しい魔術が生み出されるのも時間の問題かもしれません。私も王都・魔術研究府所属としては是非、交ざりたいものです。





《トピックス2 王城勤めのとある使用人の証言》

 皆様もご存じの通り、クレヴァーナ様は王城でお仕事をよくされております。いつも素晴らしい働きをなさっているともっぱら噂です。

 実際のクレヴァーナ様がどうであるかというと、私達の想像の通り、目的に向かって休むことなく行動を起こすことが多いようです。そのため、クレヴァーナ様の旦那様であるカウディオ様がお声がけをしているのだとか。

 王城勤めの使用人は守秘義務もあるので、詳しい言葉までは教えていただけませんでした。とても素晴らしいことですね。ここで口が緩い者がクレヴァーナ様の傍に居ることは困ってしまいますから。

 それにしてもこうして少しでもクレヴァーナ様の生活を知ることが出来るのは喜ばしいこと以外他なりません。私のように王城勤めではない『花びら』からすると知ることが出来るだけでご褒美を受け取ったような感覚になりました。

 クレヴァーナ様は陛下や研究員たちとこの国をよくしていくために一生懸命動いていらっしゃることが分かり、尊敬の念を隠せません。





《トピックス3 王都の工房職人の証言》

 クレヴァーナ様は産まれつき魔術を使うことが出来ませんが、多くの魔道具を生み出しています。魔石に関する研究も進めており、その成果は計り知れません。

 魔術研究府としてもクレヴァーナ様の生み出す魔術式や魔道具には興味関心しかありません。工房職人の方は、クレヴァーナ様が活躍なされ始めた当初はその素晴らしさに気づくことが出来ずに、申し出を受けることをなかなかしなかったそうです。しかしクレヴァーナ様の活躍を知り、是非ともお受けしたいと今は喜んで依頼をこなしているそうです。

 王都でも有数の工房がクレヴァーナ様を認めてくださっているという事実も素敵なことだと思ってなりません。

 クレヴァーナ様が定期的に工房に依頼を出していることは確認されております。工房職人の方はクレヴァーナ様が真剣に作成依頼をする魔道具の説明をされている様子を見て、感銘を受けるとおっしゃっていました。

 クレヴァーナ様は『王弟の愛する知識の花』として有名になった今でも、驕ることなく何事にも一生懸命であるというのも美点の一つであると言えます。流石です。





《トピックス4 王都のパン屋の店主》

 基本的にクレヴァーナ様は王都で買い物をなさる際などは、魔道具を使ってお忍びで出かけているというのは皆様も知っているお話でしょう。私自身も王都で買い物をしている際にクレヴァーナ様やラウレータ様に遭遇したことがございます。

 パン屋の店主に関しても、最初はそれがクレヴァーナ様だと分かっていなかったそうです。他のお客さん達に交ざってお買い物をなさっていたそうです。そのパン屋は基本的に平民向けのお店なのですが、貴族も気に入るような美味しいパンがあると最近有名になっておりました。

 そのせいで性質の悪い地方の貴族に目をつけられたようです。

 領地では好き勝手しているのかもしれませんが、王都でも同じように自由に出来ると思っていたようで、買い占めを行おうとしていたとのこと。

 しかしその場にはクレヴァーナ様がいらっしゃいました。なので、クレヴァーナ様がその場で事をおさめてくださったようです。

 私もその場を目撃したかったと思ってなりません。パン屋の店主はクレヴァーナ様に助けられたことで感謝の気持ちを込めて、クレヴァーナ様モチーフのパンを作ろうと試行錯誤しているとのこと。

 『花びら』への問い合わせもなされており、完成した暁には試食をさせてもらうことになっております。





《トピックス5 クレヴァーナ様の愛娘、ラウレータ様の証言》

 ラウレータ様はその日もとても愛らしかったです。クレヴァーナ様の過去の旦那様に関して事情を知っている身としては思う所はありますが、ラウレータ様という天使を授けてくださったことには感謝しかないですね。

 ラウレータ様はクレヴァーナ様のことを心から慕っているので、「お母様はね、今日も凄かったの」と笑顔で語っておりました。

 ラウレータ様とは魔術式を語ったり、お出かけをしたりなさっていたそうです。クレヴァーナ様はラウレータ様のために魔術の研究にもより一層取り組んでおられます。そのうち、新しい書籍も出るかもという情報を手にしました。楽しみですね。





 さて、5つほど簡単にクレヴァーナ様の様子が分かる証言を纏めました。こちらに記載出来ないような情報に関しては問い合わせいただければ『花びら』の方限定ですがお伝えすることも検討いたします。

 今後も引き続き、クレヴァーナ様についての証言を纏めようと思います。


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― 新着の感想 ―
愛されてますねー
伝記としてまとめられて後世まで語り継がれ 祖国か浮上するのを邪魔しそうw
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