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2年生

始業式、今日の予定は始業式にホームルームに生徒会。

入学式、新入生オリ、部活勧誘の最終打ち合わせがある。

帰りは遅くなる…と言ったら、母がお弁当を作ってくれた。

「昨日の残り物だから期待しないでよ」と念を押された。

サブバックにお弁当を入れて、崩れない様に慎重に持つ。


クラス替えをさっさと確認して教室に向かう。

窓側の席に座った要が「麗子、こっちだ」と言って自分の後ろの席を指さした。

お弁当を作ってくれた話をすると要も「うちも」と言って見せてくれた。

デカイお弁当箱、私の2倍はある。伸び盛り、育ちざかりだ。

関口君が来たのでお弁当を持ってきたかと聞いたら、慌ててコンビニに買いに行った。


「今年もよろしくね、美少年」と渡辺さんがやってきた。

「私には?」と聞いたら、「ヨシヨシ、寂しがるんじゃないよ~」と私のドリルを撫でドリルに挨拶してた。

「それ生き物じゃないから、本体こっちだから!」と言うとケラケラ笑ってた。


「クラス編成は年間成績っていう噂、本当みたいだね」と関口君が言った。

「テストの成績と連動しているわけじゃないから、表ざたにはならないだろう」と要が言う。

1組には成績上位者が集まった。この成績上位者はテストの順番だけではない。

公立の授業レベルが低いと授業を捨てて塾通いをしている生徒は、授業中に塾の課題をこなし、宿題も提出しない。彼らはテストの成績は良くても生活態度で成績上位者になれない。


兄は学校の授業だけで公立の進学校に合格したし、私も彼らほどガツガツ勉強したいと思わない。考えただけで生活リズムが崩れそうだ。

クラスメートの半数以上は1年生の時と同じメンバーだった。

「ドリ子、今年もよろしくな」と私のドリルを拝みに来るでない。本体こっちだから!


2年生の間は、比較的平和に過ごせそうだ。

なぜならヒロインがサッカー部男子、眼鏡美少年、不良系美少年の3人の間で揺れ動く時期だから。

この時期は遠目にヒーローを見て、切ない目をする事はあっても実際に絡むのは上記の3人の美少年たち。


生徒会長が壇上に立って挨拶をする。みんな静かに聞き入っている。

目標に向かって頑張る事、過剰な無理をせず、計画的に行動する様にとキレイにまとめて、会長の挨拶が終わると自然と拍手が沸いた。

校長先生の挨拶、今年も国旗と校長の頭部のコラボが危険な笑いを誘う。

誰かが後光…と言った。それ言っちゃいけないやつ。


ホームルームが終わり、私たちは残ってお弁当を広げた。

要のお弁当の中に巨大なおにぎりが3個入ってた。

「おにぎり、デカ!」と関口君が笑ってた。

私のお弁当は、ご飯の上に刻み梅干しと刻み柴漬けがのっていて、昨日のハンバーグとマカロニと野菜のサラダと卵焼きが入ってた。

色どりがキレイ、細かい。母が女子力を発揮した。


会議室に集まり、新入生オリと部活勧誘の最終確認を行う。

生徒会室で入学式の会場設置について打ち合わせをを行い終了となった。

午後3時、今回はスムーズに終わった。


帰りに要が家で勉強会をしようと言い出して、関口君と一緒に要の家にお邪魔した。

要がうちに来たことは何回かあるけど、要の家に来たのは初めてだ。


空手道場の裏の一軒家。

畳敷きの居間でちゃぶ台を使って3人で問題集を広げる。

入学式が終わったら実力試験。生徒会役員は成績を落とすことが許されない。

3人で難しい所を教えあった。

要のお母さんが「おやつをどうぞ」と緑茶と手作り団子を出してくれた。

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