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試験勉強

クラスマッチが終わると、中間テスト。

テスト前は部活動は一斉休み、生徒会も総会準備があるけど基本は学業優先だ。

ある程度作業を終えたら、さっさと帰って勉強する。


家で勉強をすると誘惑が多いという話をしていたら、結城先輩達と図書館で勉強する事になった。

要はさっさと帰るかと思っていたら一緒にきた。橘先輩に話しかけられて笑ってる。

私と話す時と全然態度が違う…やっぱり男子は色気に弱いのか?

別に私には関係ない!…と頭では思うんだけど、なんか嫌だ。

これって独占欲?…男友達に独占欲とかカッコ悪い。ヤダヤダ。冷静になれ私!


橘先輩はやっぱりハイスペックだ。

頭の回転が速くて気遣い上手、色気がある顔立ちなのに、笑うと可愛らしい。

結城先輩にどうした?と聞かれたのでその話をした。

「あいつの凄い所は、それを解って動いている所なんだ」と先輩が言った。

思春期女子に色気があると言ったら、普通は嫌がる。

彼女はそれを自分の特性と大らかに受け入れて、長所として利用しているのが凄いという。

「ドリ子だってその悪役顔は武器になる。上手く使えよ」と会長が茶々を入れた。

「悪役顔?ヒドイ。目元が涼しいキリッとした美少女なのに!」

と言い返したら、会長にゲラゲラ笑われた。

「女の子に悪役顔なんて言っちゃだめだよ。よく見たら表情がコロコロ変わって可愛いじゃないか」

とフォローする結城先輩も笑ってる。ヒドイ!

でも、先輩達と話してたら、気分が晴れた。

要だけが友達じゃない。友達をいっぱい増やせば独占欲なんて感じないはずだ。

それに私が好きなのは結城先輩だもん。


先輩たちに勉強を教えてもらった。最後の方は先生のモノマネ大会になったけど。

会長演じる校長先生のモノマネがめっちゃうまくて、笑いをこらえるのに苦労した。


バサバサと本が落ちる音に振り返ったら、ヒロインが真っ青な顔をして要と橘先輩を見ていた。

ああ、これも漫画で見た。

当時はショックだったなあ…


正直、私が要だったら、ヒロインより橘先輩を選ぶ。

原作では要はヒロインを選んでた。

先輩、3年生だからすぐ卒業するし。そうなるとヒロインの独断場だ。

イケメンハーレムの中で揺れ動いて、最後はヒーローというオチだった。


試験が終わったら、生徒総会。

スライドの準備とか、動作確認とか、提示する会計資料の作成とか。

これは前世のパソコンと簿記の知識が有効に働いた。

「初めてなのに戸惑わないのね。しかもテンキー見ないで打ってる。しかも正確」

と橘先輩から褒められた。

はい、それほどでもあります。


数日後、ドリ子のパソコンと電卓操作は凄いと評判になり、パソコンで何かあるたびに先輩たちに呼び出される羽目になった。

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