49、追放魔王の副業④
つおい(╹◡╹)
「さてと、記念すべき初仕事をやりに行きますか」
私は彼女を寝かせたまま、宿屋をチェックアウトして冒険者ギルドへ向かう。
近くのダンジョンへの地図をゲットしたら、そのままダンジョンへ潜る。
人間側としてはこのダンジョンをクリアして、自分たちの領土にしたく、魔族側としてはこれを死守する。
なぜなら基本的にダンジョンは金の成る木で、物資も豊富、勝手にポコポコ生まれるのだ、魔族サイドとしては兵士すらも生まれてくる、これ以上ない拠点だ。
まぁそのおかげで人間側の商売も成り立ってるのは皮肉な話だが。
「ギャギャギャギャ」
『火球』
『発疹皮膚武器展開
魔硬化工程完了
弾丸装填
砲身鉄拳制裁』
ゴブリンの群れが襲ってきたので下級魔法で追い払う私、鉄拳………いや砲身と化した拳で敵を吹っ飛ばす黒鉄。
そのままオーガだかミノタウロスとかが襲いかかってくるのを適当に処理して進む、素材は適当に収納魔法へしまう。
「………さてと、結構下層まできたな、うん?」
適当に数えて50層まだ降りてきたら、なんだが戦いの音が聞こえてきた、不思議に思い覗き込むとそこにはケルベロスと戦っている二人組のパーティーがいた。
「くそ、このぉぉぉ!!」
「駄目です、アレス、勝てません!撤退しましょう!!」
「いや、勇者がこんなところで逃げるわけにはいかない!!」
どうやら勇者パーティーのようだ、ちなみに勇者は別に珍しい職業ではない、そこかしこにいる、問題は上位職の勇者少尉や勇者中尉などになると数は減り、勇者少佐になると二桁になり、勇者少将以上は片手で足りる、見たとこ彼は勇者少尉といったところか………見殺しは気分が悪くなるから助けるか。
「アレス!!」
「クリス!!」
ギリギリの攻防をするがケルベロスの首が一つずつ彼の防御をすり抜けて二人に噛みつかれる瞬間、響くのは私の呟き。
『火槍』
私は呟くとケルベロスの体を貫く炎の槍、貫くどころかデカすぎて叩き潰すといった方が正しい、ケルベロスは命を失う、下級魔法にしといてよかった、素材はほとんど残ってる。
「大丈夫かしら〜?」
((………何この人、綺麗!?))
「ほら、早く立ちなさい、せっかく綺麗なルックスしてるのに勿体ないわよ」
「「へ、そ、そんなこと……」」
「「うん?」」
「今のは俺に言ったんだ!」
「いいえ私に言ったの!!」
ピーチクパーチク騒ぎ立てる二人。
「ああ〜、もう二人とも綺麗よ、喧嘩しない」
「「は、はい!!」」
「さて、とりあえずあんたらもう限界でしょ?送るから一緒に帰りましょ?」
「「わ、わかりました!」」
「イヴは甘いな」
つおい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾




