*12*
しばらくあいてしまいすみません。
どう話を持っていこうか悩んでますので
相変わらずぐだぐだ進んでます。
そして今回地味に長いです。
新学期も始まり、相変わらずなんの変わりも無い毎日を過ごしている。いい加減に僕的にはなんらかの進展があって欲しいけど。相手があの強敵じゃ、見込みなんか無いに等しい。いっそ押し倒してやろうか……。やめとこ。後が怖い。
「打つ手なし……か」
なんかの奇跡が起こらない限り、両想いなど夢のまた夢だろう。自分で言って悲しくなるな。
放課後、人気も疎らな廊下を歩く。良に対して考え事をしていた。
「あっれー。澪じゃん。どーしたの?」
「生徒会長こそ……こんなとこで」
「こんなとこって、ここ生徒会室だけど?」
「え……!?」
たしかに見上げるとドアのところに生徒会室と書かれていた。知らぬ間に来てしまっていたらしい。
近づかないようにしていたのに……。というか、生徒会長とまともに話すのはじめてかもしれないな。顔はいいんだけど、タイプじゃないっていうか……ていうか、すでに相手がいる人に興味はない。……良にもいるんだろうか。好きな人。もしいるならきっとそれは僕じゃないから、諦めないと。どっちかって言うとそのほうが理由もあってあきらめやすいんだけど。あの良がそんな話をするわけがないから知らないんだよな。
「ひょっとして良介に会いに来たとか?」
「……違う。気づいたらここだっただけ」
「ふーん。あ、じゃあちょうど良いや。ちょっと寄ってって。大丈夫、良介いないから」
「は?」
そう言って生徒会長に手を引かれ僕は初めて生徒会室に入った。初めてだったのって?そう。会いに来たかったんだけど、会ってどうするのって思いはじめたら、結局行くのをやめていたんだよね。
……ちょっと訂正。生徒会長に手を引かれ僕は初めて生徒会室に入ろうとした。
「清桜、貴方今までどこに行ってたんです?」
「げ、良介。なんでいるの?」
それは僕の台詞でもある。良の声が聞こえた途端、僕は生徒会長の背後に隠れた。なんで良って突然現れるかなぁ。前もって宣言してほしいんだけど。心臓に悪いから。
「げ、ってなんですか。貴方の判子待ちの書類、全部本日付けですから」
「ま……さか、あれ全部?」
生徒会長の後ろから少しだけ覗いてみた。1番奥にある机には、嫌がらせみたいに思えるほど書類が山になっていた。すご……。あれ全部やるの?それもあと数時間のうちに?生徒会に入らなくてよかった。一日いるだけで死んでると思う。それよりはどこかで昼寝してる方がよっぽどまし。
「……で?なぜ彼まで連れて来てるんです?」
「別に来たかったわけじゃないし。生徒会長が無理矢理……」
「良介いるなんて思わなかったよ。あーあ、ゆっくり二人で貰った苺大福食べようかなって思ったのに」
「……仕事ほっぽって、呑気に苺大福なんか食べれると思ってたんですか?」
「良介が怖い!……書類は放課後までには終わるからそれでゆるしてよ。俺の分の苺大福あげるから。あれで書類全部?」
「えぇ、今日やらねばならぬ書類だけはあれで全部です」
「あ、その言い方だとまだあるわけね。うん、俺この後暇だから一通り全部出しといて」
「珍しい……貴方がそこまで仕事に打ち込んでくれれば俺も楽です」
「俺一応まじめよ?」
「へぇ?あぁ、それと風紀委員から服装検査失格者の名簿一覧が来てますので、学年ごと再検査の日程及び工程はこちらで決めろと」
「あのくそ金髪。お前が一番校則破ってんだろうが!!」
生徒会長もその髪の色はアウトじゃない?紫色きれいだけどさ。何でだめって言われないのかって言うと生徒会長だからだそうだ。生徒会役員と風紀委員長と副委員長には、膨大な仕事を請け負う傍らで、学園生活援助という名目の特権がいくつかあるんだって。だからいくら髪の毛が異様な色をしてても何も言われないし、ことや場合によっては授業免除もあるんだってさ。そういうところは魅力的だけど、生徒会はいろいろ忙しそうだし、入りたくはない。
「もしかして、僕がここに来させられたのって苺大福のため?それだけ?」
「そうだよ。淳からの差し入れ。結構うまいけど、なんせ20個入りの2箱分でしょ?いくら生徒会でもさばききれないからおすそわけだよ」
「朝貴がいるじゃないですか」
「朝貴が一箱もってったからそれでも減った方なんだよ」
一箱って、一人で20個食べるの?あんなちびなのに?僕よりちっこいのに、どれだけ胃袋おっきいんだろう。今度一緒に病院行ってレントゲン取らせたいな。
で、生徒会長が生徒会室の奥にある冷蔵庫から長方形の箱を取り出した。それこそ苺大福の箱。ふたを外すと真っ白く粉をまぶせられた大福がきれいに10個並んでいた。
「あと10個ですか?」
「一人4個ずつね」
「数合わないけど……」
「俺が二つ食べたんだよ。で、淳が持ってきたときに4つ……食べようとしたけど、静香に3つ取られて。結局静香は7個食べた。これで十個。で、これで残り全部でしょ?」
「なるほど」
「……でも、良食べないんじゃないの?」
「えぇ、10個全部食べてどうぞ」
「殺す気?」
「清桜もそれを知りつつ俺に押しつけてきてますから」
「そういうわけじゃないんだけどさ。澪、無理しなくてもいいよ。残ったら俺が貰うしね。俺もこう見えて甘いものは好きだからさ」
「……じゃ、10個もらう」
「素直じゃないですね」
「うっさいよ」
生徒会メンバーは良以外甘いもの好きですね。
澪は一応普通の子な感じで書いてます。
一応今回から新章です。
続きがいつになるかわかりませんが……




