マリア・ガープ
ソロモン72柱、第3位。
通称、生と知を司る者。
アリアの分かたれた2つの魂……その内の1つの転生体。
俺を地獄で導いた最初の味方で、最強の悪魔として恐れられていた。
扱う能力は知識付与の更に上位である、洗脳。
洗脳はマリアにしか使えず、有効対象は全生命。
地獄という世界の仕組みを破壊出来る悪鬼にも、72柱や邪悪種の暴走を止めるストッパーにもなりうる。
そもそも洗脳とは、相手の魂の形を都合の良い形に歪ませる能力である。
副次的な効果として、相手を操る効果が得られるのであって、本質から言えば洗脳とは魂に干渉する魔法なのだ。
ダゴラスさんとは最強の72柱の騎士繋がりの関係の中、ラース街で出会った。
物理干渉最強と精神干渉最強の夫婦爆誕劇は地獄全土を震撼させたという・・・
72柱の暴走や魔物の活動を世界規模で抑制している為、本来の力を発揮出来ない状態でいる。
にも関わらず、強大な悪魔を複数洗脳するという芸当を行い、俺を数々の危険から守ってくれた。
グリード領で死ぬ運命を悟って、力尽きる直前にプラムへ自身の意思を半分写し込んだ。
ランティスの予言はどうやら当たっていたようなのだ。
世界の理想とは何か?
生命のあるべき姿とは?
力を持つ者は存在のルーツと果てと真理を知ろうとする。
けど、それは最初から全ての命が持っているものだと、マリアさんは分かっていたような気がする。
想いは次世代に託すもの。
彼女は息子に全てを託したんだ。
そして、俺と一緒に旅立った。
命は過酷な旅を繰り返す。
希望はそこにはないかもしれない。
でも、まだ見ぬ場所へ行くまでは……
その為にこそ、1番大切な愛があるのだから。




