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スーラン・ガープ

マリアさんとダゴラスさんの息子。

ダゴラスさんの特質を大きく受け継ぎ、闇の能力を扱うことに特化して生まれた悪魔。

数年後に成長した彼は、父親が所有していた形見の魔剣を持ち、俺と戦った。


マリアさんとダゴラスさんが死んだ後、サタン達に回収されたようだ。

サタンが持つマリアさんへの歪んだ愛情がそうさせたのだろうか?

だが、結果として彼はグリードの大災害から生き残り、ラースにて俺と再会したのだ。

その時俺と相棒は別行動だったから、マリアさんの分身たる存在を感知することは出来なかった。


深淵にて、最後の最後で俺と共闘する。

それは俺との思い出を大事に思っていたからなのか。

それともプラムが傍にいたからなのかは、分からない。


しかし、俺がガープ家にお世話になったことは無駄ではなかったのだ。

だって、最後の瞬間、俺達の心は4人で過ごしたあの日のように穏やかなものだったのだから。


ちなみに、現世に生きていた人間のスーと雰囲気が似ている。

現世での死亡時期からしてマリアさんの息子ということはないと思っていた。

だが、地球で死んだ魂が地獄に到着するまでの時間は、魂の質によって様々らしい。

さらにマリアさんは、地球に住んでいた人間のスーを実際に見ている。

もし、マリアさんが悪魔として転生した際に欠片程の記憶としてスーのことを無意識に記憶していたとしたら?

これが偶然なら、とても奇妙な繋がりだと俺は思うよ。


俺が改ざんした未来の世界では、300歳まで立派に生きてくれたらしい。

魂は受け継がれる。

未来の果てまで、旅をしながら。

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