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ゲネプロ  作者: 真鍋
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タイトル未定2026/05/24 11:17

 私は久方ぶりに煙草を吸った感覚、体内の血管が端々まで収縮し身体が重くなると視界がグルグル回る、そんな感じで部屋の隅にへたり込んだ、しかし気分は人生で5本の指に入るくらいに爽快だった、部屋の中央では裕二と清井が柱に触れていた、会話は自ずと入ってくる私は目を閉じそれを聞いた。


『どうやら近々この前の連中が動き出しそうだ私達の事も伝わっているここも危ういだろう、ブラフかもしれんがどの道最終目的は同じだ、でっどうするんだ君達は』


『やる事は同じだと思います、多分連中は怪異を使い恐怖による統治を企てるつもりでしょう、活かさず殺さず人類を利用して更なる何かを、まぁそれ以上はわかりませんが』


 私は重い身体を起こし清井へ聞いた。


「何が始まると言うのだ?」


「害星人による地球侵略とでも言えば良いかな、そしてそれは今に始まった事ではない、と言うか貴女は政府中枢に属しながら知らないのか人類と異星人の関係を?」


 言っても分からんだろうが政府が張っている根は太い根が一本伸びている訳ではない目的が違えば何処にどれだけの根があるのか検討もつかないのだ、そして結果それが地上の幹に影響を与え同じ木に柿と蜜柑が実るのだ、しかし怪異と宇宙人など都市伝説括りだ高官はオタクに違いないもしかすれば意外と近くに根があるかもしれない見つけて先端まで掘り起こしてウチで養分を吸い取るまで先手必勝だ帰って早速探りを入れよう、十数年振りにやる気が出てきた。


 我々が部屋を後にしようとすると博士が私を呼び止めた。


『庄崎君、君の傷だが自らで治癒も可能と思うが方法は⋯』


「博士、それは自分で見つけます、それに意外と気に入ってるので」


 博士の言葉を遮ると私はそう告げて会釈をした、すると博士はスピーカーを使い衝撃の事実を伝えてきたのだ。


「巌君と言ったかな、君は少々無理をしすぎだ残された時間はそう多くはないぞ」


「ホンマでっかぁ、そりゃえらいこっちゃ」


 獣はそう言うと豪快に笑っていた信じていないのかそれとも、しかし清井は本人以上に狼狽すると博士に詰め寄っていた。


「清井君、彼等とて寿命はあるのだ、それが訪れただけだ後1年、多分2年は確実にない」



      

      ……Next chapter:本公演 ◎昼の部

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