デリカシーがないヒーローはいやだ
ここは、ギルド。
どこの町にも必ずある施設である。
しかしこのカルドの街には、変わった物がある。
それは、ヒーロー窓口である。
その窓口は、世界中探してもここにしかない。特別なものである。
話は、ここから始まる。
わたしは、今月からガルドの街のギルドの受付嬢になった。小さい頃からの夢が叶ったのである。
ギルドとは何か。ギルドとは、困っている人を助ける組織である。迷子の猫探しから、モンスターの討伐までその仕事は、多種多様である。そこため、依頼ごとにH~Sのランク分けがしてあり、どうランクの冒険者、が依頼にあたることになっている。
ちなみにわたしのギルドランクは、Cランクである。ギルド職員は、ギルドメンバーが選らばなかった期限間近の依頼を行うこともあるためランクC(上級者)となることが採用の条件になるのだ。
ランクCまであげるのに5年。今思うと長い道のりだった。
担当する窓口がヒーロー窓口だったことは正直嬉しい。Aランク越えの超人たちSランクが訪れる窓口だからである。彼の有名な毒使いシェリーや格闘王レイクにだって会えるのである。先週初めてあったときには、とても緊張した。二人とも初めての私にがんばれと声を掛けてくれた。さすがSランク。冒険者の鏡である。しかし、腑に落ちないことがある。それは
「よう、チビ。あいかわず小さいな。特に胸。早くおおきくなれよ。」
今入ってきたこのデリカシーの欠片もない男ベルクがSランクということである。




