第七話 奇跡 輪廻 別れ
朦朧とする意識の中ヤツの声が聞こえる…
???「目障りなんだよ…性懲りも無く、私の邪魔ばかりしやがって…」
俺に止めを刺そうと近づいてくる中、
レオンがフラフラになりながら突如奴に切り掛かった。
レオン「お前はこの国、このコロシアムを作った諸悪の根源だ…俺はお前を許せない。ヒカルの命は奪わせない…!ダーナ…!」ダーナ「失せろ。覚悟風情が」
バリバリバリバリ
だが、それも虚しく…レオンはそいつの雷らしき攻撃を受けて倒れてしまった。
「レオ…ガハッ!」俺もコロシアムの壁から反対の壁まで投げ飛ばされた。
背中の感覚がなく頭の一部に空気が通るのを感じる
観客が混乱している中。闘技場中央に向かって歩いていくダーナ
そして、紳士のように丁寧にお辞儀をして、話し始めた。
「はじめまして、諸君!私はダーナこの国の母であり、このコロシアムを設立したものである。この国は創立200年を超える長い歴史を持ち、日々、民は活気に溢れている素晴らしい国だ。母としてはとても光栄だよ!」
観客「え?200 年?」「この国の母って」「どう言う意味なんだ?」
「なんか、ヤバくないかアイツ?」「あの2人は大丈夫なのか?」
観客がかなりざわついてるのが聞こえる。
ダーナ「まぁ、まぁ落ち着きなって、私の出自は置いておくとしてこの国とこのコロシアムを設立した理由をお答えしよう。ここマッド王国は他国からの侵略がなく。かれこれ200年ほぼ異国との戦争が起きてない。その理由は何故か…?そう、他でもない。この私が諸君らを永遠に守り続けたからである!だから、これからも安心して安定した生活を楽しみ、熱狂するがいい!」
観客「え?ずっと守ってくれたの?」「あいつ普通にいい奴なんじゃないか?」
「それは惚れますねぇ」「ダーナ様!貴方こそが王にふさわしい!」
う、嘘だ… どこからともなく声が聞こえてきた。アイツは他国を守って何かいない…
この国の周辺には国がある…それは嘘だ…
この国は守られてきたんじゃない…
この国は元々は違う国で別の王がいた…あいつはこの大陸全ての国を滅ぼし、自分が統一したんだ…あいつの眼の力で国民は洗脳され歴史や地理に対しての研究が壊滅的に遅れている…全てはダーナの掌で人々をコントロールするためだ…
ダーナ「皆ありがとう!では次に、このコロシアムの建設理由を教えてあげよう!
この国の名前マッド王国…それは私は国の人々に狂っていてほしいと思って、つけた名前だ。おっと、勘違いしないでくれよ?私は人間は欲望に狂うべきだと考えている。
人間は欲に狂う、溺れている時だけ本当の自由を掴み取り、とてつもない快感を得ることができると思うんだ。その快感を定期的に補充するためなら、たとえ何人かの少数の犠牲はあっても全く問題はないだろう?そのためにゴミどもを戦わせて君らに最高級の興奮、熱狂をお届けしたい…そう思ってこのコロシアムを作ったんだ!」
「だから、皆これからも己がために甘く、熱く、激しく、最高に欲に溺れて狂ってしまってくれ!」
観客「ダーナ様ー!」「あんた、最高だぜ!」「これからもこの国を満喫し続けてやるぜー!」「ダーナ!・ダーナ!・ダーナ!・ダーナ・ダーナ!・ダーナ!」
ガハッ…ち、違う。アイツは効率よく、絶望因子を回収したいだけだ…。また、声がしてくる。 絶望因子は負の感情から発生するエネルギーで奴の眼の力の源“混沌”の力の強化のためにこの終わらないサイクルを完成させたんだ…!そして、国民全員を自分の傀儡にするために…ガバァッ…!世界を自分の私中に収めて、奴の絶望郷を完成させるために…頼む…ヒカル…もし、聞こえているなら…お前が…ダーナを…お前にしかダーナは…
すまん…レオン俺にそんな力はもう…
ー誰かが変えなきゃ行けない…
ー幸せに生きてほしい。
ーお前の勇気に…
ダーナ「だから、こいつらは無駄死にだ!この国に逆らった罰だ!異端児はこの国にいらない!さぁ、奴隷どももっと私たちを楽しませてくれ!」
私が一生終わらない地獄にお前ら全員落としてやるよ!HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!!!!!!
ープチン 俺の中の何かが切れた。熱がほど走ってくるのを感じる…俺たちはこんな奴に支配されるために…生きてるわけじゃない…!
ダーナ「え?」俺は次の瞬間奴の眼の前にいた。
「このクソ野郎があああああああああああああ!!!!!」
叫ぶ間も無くダーナを殴り飛ばし、やつは閃光になり潰えた…
もう ダメだ… 多分アルバートさんらしき人が駆け寄ってきた… 「ヒカル様… 」
ヒカル「再生の奇跡を…コトネ…に金をロビン・マークスの家に…」
ヒカルは手を震わせながらこときれた
シーナ「これで良かったんです…これで…世界は救われた…ッ…」
さわやかな風が吹く中、倒れたはずの少女は息を吹き返した…
本人にも訳がわからずあたり、見回していると自分の手紙の上にもう一枚手紙があったそれを見た少女は叫ばずには、零さずにはいられなかった




