第十一話 人生最大の喜び
投稿が遅れてしまい、申し訳ございませんでした。これからは基本的に、週一投稿を目標にしていきますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。
あれからどのくらい経ったんだろう。ノベナガが目を開けると、ノベナガは自分の部屋のベッドに寝っ転がっていた。ノベナガは周りを見た。試験前とそう変わらない。一瞬、あれは全部夢だったのではないかと思った。しかしノベナガが起きあがろうとすると、身体中が痛くなった。あれは夢ではなかったのだ。痛みに耐えれなくなったノベナガは、また寝転がった。そうしていると、試験のことを思い出してきてしまった。崖を降りてからの記憶はほとんどないが、唯一覚えているのは、馬から放り出されたことと、全身を強く打ったことだ。そうこうしていると、ヒベヨシが階段を上ってきた。ノベナガはヒベヨシが何かいうのを待った。しかし、ヒベヨシは喋ろうとしない。ただ無表情でこちらを見てきているだけだ。ノベナガは思い切って「試験はどうだったの?」と聞いた。
ヒベヨシは一瞬固まって、こちらを見ていた。しかし、覚悟を決めたかのような顔をし、口を開いた。
「っ・・・合格だよ」その言葉を聞いて、ノベナガは全身の力が抜けてしまった。ノベナガは、この感情をなんて表せば良いのかわからなかった。しかし、もう、この感情を表せるのはこれだけしかないと思った。
「っよっしゃぁぁぁー!!!」ノベナガはそういうと、痛みも何も関係なしに下に降りて行った。そして、テーブルの上に出されている朝食か、昼食か、夜食かもわからないご飯を、ただひたすら食べ、そして飲み込んだ。ノベナガは自分でも自分を制御できなかった。ひたすら目の前にあるものを食べることだけを考えた。後から降りてきたヒベヨシは、その光景を眺めるだけだった。ノベナガは目の前のご飯を食べ終わると、力つき、椅子に倒れ込んだ。
また目を覚ますと、ノベナガはまたベッドの上で寝ていた。ノベナガはベッドから降りた。今度は、体の痛みも治っていた。下に降りると、ヒベヨシが椅子に座って待っていた。ヒベヨシは、「ご飯できてるぞ」といったっきり喋らなかった。ノベナガも、ご飯に集中した。ご飯を食べ終わると、ヒベヨシがノベナガに手招きをした。行ってみると、ヒベヨシが喋り始めた。「これからのことを説明するぞ。よく聞くんだ。」そういうと、ヒベヨシは今日から入学式まで、後一週間半ぐらいあるという。東京舎は全寮制の学校だから、基本的に長期休み以外は家には帰って来ないらしい。後3日ほどで東京舎に向かうから、それまでに準備をしろとのことだったので、ノベナガは自分の部屋に帰り、スマホや服、他にも生活に使いそうなものを準備していった。ノベナガは寮がどんなところかはわからなかったが、ひとまず、この3日を大切に使おうと思った。
次の投稿予定日
4月18日




