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神界のお姫様  作者: 桃咲 夢鈴
〜人間界編〜
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{1−1}さぶゅい〜…

きらきらと光る太陽で目を覚ました

ゴシゴシと雑に目を擦りふらふらとした足つきで洗面所に行く

びちゃっと冷たい水で顔を洗う


「さぶゅい…」


顔を拭き朝ご飯の準備をする。

基本的に朝は食べない主義なのでりんごを切ってむしゃむしゃ食べる。

朝ご飯が食べ終わり学校に行く準備をする。

季節は冬。

制服の上にブラウスを着る。

中学三年生ということがわかるように襟元だけは折っておいた。

「いってきまぁす」

誰もいない家から出て学校へ向かう。

(そろそろ卒業だ〜)

そんなことを考えながら歩いていく。


「おはよっ!夢!!」

「おはよう〜」

後ろから抱きつかれながら陽菜に挨拶をされる。

「やっぱり朝は寒いね~」

「ね〜」

「でも最近桜の蕾見たんだ!ほら!」

そう言って差し出されたスマホを見る。

「ほんとだ!!」

いつも意識してなかったせいか蕾があったことに少しびっくりした。

「春、来たね〜」

「だね〜」

そんな話をしながら学校へ向かっていった。


@ @ @


チャイムが鳴りいつも通り授業が始まる。

基本的に予習をしてるので授業はあまり聞いていない。

その時間何をしているかと言うと…。

「空、今日も綺麗だなぁ~」

(あそこに行ったら、きっと楽しいだろうなぁ)

いつもそんなことを思いながらノートをとる。

最近、空を飛ぶ夢をよく見る。

気持ちよくて、でもどこか忙しい。

そんな夢。

「如月、問い1から問い3まで読んでくれ」

「はい」

と簡潔な返事をし指定された場所を読む。

難しいことはないけどちょっと面倒くさい。

だが成績が一番。

そのことを考えると無難に先生に従うのが一番だ。


@ @ @


ひとまず午前の授業が終わり給食になる。

公立なので購買はなく普通な給食だ。

美味しいし文句はないけれど高校に行ったら購買でパンを買ってみたいなという夢はある。

「夢〜!!勉強ができない〜!!」

「頑張れー!」

「もう陽菜ったら〜」

「勉強は頑張れば出来るよー」

いつもの四人集だ。

陽菜、私、紗奈、未奈の四人で基本的にはいつも行動している。

この空間が好きで学校に来ていると言ってもいいくらい居心地がいい。

「給食配膳されるよー!」

と声をかけ三人とも席へ座っていった。


@ @ @

「だゃ〜きゃ〜ら〜」

給食は四人班を作りそこで囲んで食べる。

その時の給食が楽しくお喋りしながら食べる班になるか黙って黙々と食べる班になるかは運次第。

いい感じのバランスが整っていなくてはならない。

ただ今回の班は…

「きょれがきょうなってきょうすりゅんじゃって!!」

もぐもぐ食べながら私は勉強法を解説する。

「食べながら喋ってたら何もわからんて」

そうツッコミを入れるのが私と席が隣の優真。

「でも意外と理解出来るかも…」

同感するのが私の前の席の楓ちゃん。

「あはは~」

とほんわりオーラを出すのが私の斜め前の席に憂羅ちゃん。

今回の班は見事リーダー系ボケ、ツッコミ系、同情系、バランス型系と楽しいお喋り班となっている。

「そろそろチャイムなるぞー」

そう言われて時計を見ればあと二分。

「やばっ~」

そう言いもぎゅもぎゅと食べる

「にゃんでみんにゃちゃべおわっちぇるの~??」

みんなが食べ終わるの早すぎる、気がする。

決して私が遅いわけではない。

「なんて言ってんだ?こいつ」

「『なんでみんな食べ終わってるの~??』だって」

「が、頑張って~!」

そんなこと話していたら。

キーンコーンカーンコーン

とチャイムが鳴った。

「あ、」

声を出した時には遅い

「お疲れ〜あとは頑張ってもろて〜」

うざ、と思いながらも全力で食べる


@ @ @


なんとか食べ終わり一息つく。

「夢〜!外行かない??」

「ひ、陽菜、い、今無理、動いたら、でちゃう、」

「大丈夫ですかー?」

「な、んもだいじょばない、」

「こりゃ重症だね〜」

席から一歩も動けず唸なりながら色々喋っていると未奈があることに気づいた。

「今日、5時間目テストじゃない?」

「「「あ、」」」

「終わった、終わった、終わった、終わった」

「お、落ち着いて〜」

私も「あ、」と声は出したものの予習はしてあるから余裕はある。

「よし!陽菜!お互いガンバロ!!」

そう声をかけたのは紗奈だ。

「二人とも頑張ってね〜」

未奈は塾を行ってるらしいので余裕の表情。

「ひとまず、四人で復習しますか、」

そう言って重い体を動かして教科書をとりに行った。






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