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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第3章 ノースウエスト大陸編

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ep21-8 現在のセンターレイク

挿絵(By みてみん)

(GEMINIにより生成したAI画像です。)


リュウとアイリはグレン達の乗り物の後を

追うように飛んでいた。


リュウはアイリの様子を伺いながら、

「あのさ、聖域生物に勝てると思うか?」


アイリは、目を閉じて

「私1人じゃ、ダメだったけど、

 リュウならきっとなんとかなるはずよ。」


リュウは半笑いで、

「こ、根拠は?」

と言った。


「そんなの分かるはずないでしょ!勘よ。」

と胸を張って言った。


「僕は、ガルタの地下の戦いで大精霊から

 湧き出てくる聖域生物に対して闘う術

 を持たなかった。

 全てグレンが討伐してくれた。

 だから、僕らでは厳しいと思う。」

と、力説した。


「じゃ、あんたは指咥えて見てろって言うの?」

と、アイリはちょっと怒り気味で言った。


リュウは苦笑いしながら、

「そうは言わないよ。ただ、彼等に相談してみた

 方がいいのかなと思う。」


リュウとアイリは、エル達の馬車に出現した。

(彼ら也には移動しただけなんだが…。)


エル達は、突然現れたリュウ達に驚いていた。

「驚かせるつもりはなかったんだ。申し訳ない。

 実は…。」

 

カレンはリュウの話を頷きながら聞いていた。

「ナルホド…。リュウさんはどういう攻撃が

 出来るんですか?」


「う〜ん。真空波とか風属性の召喚獣の召喚かな?」

と言うと、

「召喚獣は(汗)危なそうなので、

 真空波という技ですかね?

 この魔気を纏って使って見てください。」


リュウは、小瓶に入った魔気を見て、不安が

過った。

「これって、体に害とかは無いよね?(汗)」


カレンは腕組みをして考え込んだが、

「今まで、そういう事例はありませんね、

 考えたこともありませんでした。

 アハハハ。」


リュウは益々心配になってきた。

どうせ、やるのって俺だけだよね。


エルが前方の大型モニターを指差して、

「偵察機から映像が入ってきた。

 これが、今のセンターレイクの入口付近の

 状態だ。」


カインが顔を引き攣らせて、

「とても、精霊がいるようなところには

 見えないね。ゾンビでも出てきそうだよ、

 特に奥の沼からね。」

と、見たまんまの感想を言った。


アイリが顔面蒼白で、

「私が逃げたからだ⋯。

 私が逃げる時は、精霊の泉はまだ綺麗だったし、

 地面や守護樹もこんな、どす黒くなって

 なかった。」

と、泣き崩れた。

「もう、私。大精霊失格だわ。」


「まぁ、まぁ。

 でも、まだアイリの力は維持されてるから

 見た目よりは疲弊してないかも

 知れないね。」

と、リュウは楽観的な感想を言った。


「あんたね、自分の守護樹じゃないからって

 適当なこと言ってんじゃないわよ!」

と言って、アイリはリュウの首を締め上げた。


エルはモニターの映像を拡大して見ながら、

「あながち、リュウの言っていることも

 的外れでは無さそうだ。

 木の内部は生きてるし、結構な量のオーラが

 出てる⋯こんな奴は

 スモールレイクにはなかったな。」

とニヤニヤしながら言った。


「コッソリ、樹液とか取れないかな、枝でも

 いいぞ。」


アイリは、エルを睨んで

「今すぐ、溺死したいならすぐにでもして

 あげるわ。人風情が、守護樹に触れると

 思うな。」

と、凄んだ。


「ダメだよ、アイリ。守護樹様から人とは

 諍いは起こしてはダメだと言われてるだろ。」

と、アイリはリュウに宥められた。


「守護樹は喋れるんですか?」

カレンが驚いた表情で、リュウに聞いた。


「う〜ん。喋るというか、頭に語りかけてくる

 の方が正解かな?」


カレンが身を乗り出して、

「わ、私達にも語りかけてくれますかね?」


「(汗)ど〜だろうね?守護樹様次第かな?」


アイリが凄い形相で、

「お前達みたいな奴に、語ってくれるわけは

 ないだろ、身の程をわきまえろ!」


「言い方。ダメだよ、大精霊なんだから。

 そんな言い方しちゃ。」


『口を慎みなさい。アイリ。』

「ひっ。」

突然、アイリが土下座した。


「しゅ、守護樹様⋯。」

『あなたは、風のものですね⋯先代は

 惜しいことをしましたね。』

「いえ、いえ。大往生です。」


「聞こえますね。」

と、カレン。

「僕も。」

とカイン。

「私は聞こえん。」

とエル。

「私も聞こえない。」

とへイズ。


へイズとエルは顔を見合わせて、

ボソッと呟いた。

「王家の血か。」


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