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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第2章 サウスウエスト大陸編

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ep18-4 岬の牢獄

聖域4柱の1人のネルガルは、皇帝カーチス

の命令により、側近3名と共に岬の牢獄へ

向かっている途中だった。

「あの、ネルガル様。何故私達を連れてきた

 のでしょうか?(汗)」

と、側近の1人が言った。


「あまり意味はないが、なかなか見れるもの

 ではないからな、観光とでも思っておけ。」


岬の牢獄の入口は岬の洞窟という海側から

しか入れない洞窟の中にあった。


まずネルガル達は岬の洞窟に着岸した。

「よく縛っておけよ、ここは海流が早い

 から持っていかれたら、泳がねばならん

 が海流が早い中泳ぐのは至難の技だぞ。」


ネルガル達は洞窟の中に入って言った。

洞窟はすぐに行き止まりだった。

「ネルガル様行き止まりです。」


ネルガルは半笑いで、

「つまらん戯言だ。」


側近は文字盤を見て、

「数字を入力するみたいですが…。三桁…

 なんですか?」


3人とも悩んでいる。

(勘が鈍いのかな?)


「悪かった、時間の無駄だな行こう。」

ネルガルは、ササッと番号を入力して、

行き止まりの壁が開いた。


ここから、雰囲気が変わり始めた。


鎖に繋がれた男が、近くの獣人(コウモリ系)に

話し掛けた。

「誰か入って来た、様子を見て来い。」

「わかりました。」

 

獣人はフラフラと洞窟内を飛び回り、

ネルガル達を発見した。

(フフフ。ここで血祭りに上げれば私の

 株が上がるというもの。)


ネルガルの後ろに回り込み、首筋に噛み

付こうとした瞬間、空間が歪み獣人は、

ネルガルにつまみ上げられた。


「なんだ、お前は?」

ネルガルが強い眼光で睨むと顔を残して

石化した。

 

「お前等に渡すから、何者か白状させろ、

 少し休憩する。」

と言って、石化した獣人を側近に放り

投げて渡した。


側近達は、シラケた顔で石化した獣人を

見ていた。

「どうしますか?どうせ喋りませんよ。」

「落としたフリして、真っ二つにする

 というのは?」

「石化シてるから死なないかもしれま

 せんが(笑)」

  

などと、言っている側近達の言葉を聞いて、

「わ、わかった。喋る、喋るから。私はハス

 様の命令で侵入者を調査しにきた。」


ネルガルがピクッと反応した。

「ほう。ハスの手下か、あいつも少しは成長

 したのかな?コイツを使ってみるか。」


そう言うと、石化した獣人をつまみ上げ、

洞窟の奥へと歩いて行った。


「や、止めろ!止まれ!」

石化した獣人が騒いでいるが、お構いなしに

ネルガルは奥に進んでいく。


「この奥に、ハスがいるのは、知っている。

 俺が、ここに閉じ込めたんだからな。」

ネルガルは不敵な笑みを浮かべて、目の前の

ドアを破壊した。

ドーン!!


「久しぶりだな、ハス。」

「誰かと思ったら皇帝か、何の用だ。」


ネルガルは石化の獣人をハスの前にブラ

つかせて、

 

「コイツを解放してやるから、オレの言う

 ことを聞いてみないか?」

と、ハスの様子を見ながら聞いてみた。


ハスは、大笑いして、

「ハハハ!!どうした!?オレが、

 そんなのに乗ると思うのか?

 今すぐこの手で粉々にしてやるよ」


ネルガルはニヤリと笑い差し出した。

「潰すなら帰るが、そうでなけれぱ俺の言う

 ことを聞くということだな?」


ハスは、石化した獣人を睨みつけ、考えていた。

(こいつ、役立たずだがなんだか

 よくやっては、くれたか。)


「あ〜。分かった。オレの負けだ、コイツを

 つぶしたところでお前はちっとも損しねぇし、

 俺はまた死ぬほどたいくつなるだけだ。」


ネルガルは内心驚いていた。

時間でコイツが手下を助けるとは…有り得ない。

 

「お前には、4柱の1人になってもらう。

 まずは、スモールレイクの奴らが王城都市に

 侵入している、それを始末しろ。

 その後のことはまた連絡する。」


ハスは耳を疑った。

「俺が4柱?頭おかしくなったのか?」


ネルガルは肩を竦めて、

「あと、俺はもう皇帝じゃない。

 お前と同じ4柱だ。

 現皇帝は、カーチスだ。」

と言って、ハスの鎖を石化によってボロボロに

して、ハスを自由にした。


ハスは頸を振り、

「俺が閉じ込められている間に、外はふざけた

 変化をしちまったんだな。」


ネルガルは、獣人の石化を解き、獣人を人型に

変化させた。

「コウモリじゃ不便だろ、プレゼントだ、

 しっかり仕事しろ。」


そういうとネルガルは、洞窟を出ていった。


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