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夢の中だけ勇者さま?  作者: 菅原よしひろう
選ばれし君の名は
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僕は夢を見た(3)

澄んだ青い空に膝丈くらいまである青草が地平線の彼方まで広がる大草原。

心地よい風がサワサワと吹いている。

なんて気持ちがいいんだろう。

…あれ?前にもこの景色を見たような気がする。

うん。見たよな。

つまり、これは夢?…夢か!

夢と分かれば試すことはただひとつ。

そう、空を飛ぶんだ。

意識を集中する。

「浮け、浮け」と。

徐々に体が浮いてきた。

次に前へ進めと念じてみる。

体が前方向に進んでいく。

「飛べるんだ!」

心地よい風を浮けながら平原を縦横無尽に飛び回る自分。

楽しいすぎる。

ここで少し冒心が疼き出した。

この大平原の先は何があるんだろうかと。

ずっとずっと高く高く飛んでみる。

周囲を見渡すと山らしきものがあるのが分かった。

大きな街があるのも分かった。

城壁に囲まれた中央に尖塔らしきものがある街。

どうしようか迷う。山の方へ行ってみようか、街の方へ行ってみようか。

街は人がいると面倒臭いから山の方へ行ってみることにした。

職業柄人と接するのが億劫なのだ。

山の方へ飛んでいく。

速度はそんなに早くはない。

スクーターで走っているような感じだから

時速30kmってところかな?体感で。

山の麓まで来ると木が目立ち始めた。

広大な森が広がっているようだ。

この森には動物とかいるのだろうか?

と、ふと思う。

木々の間を飛んでみる。

けっこう恐ろしい。

ギリギリ木を交わしながら飛んでいたが、

ついには木に激突してしまう。

「あぁぁ!」

あ!…

目が覚めた。

心臓がドキドキしていた。

起床時間より10分ほど早く目が覚めた。

まぁ、いいかとそのまま起きて会社に行く支度を始める僕。

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