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未来へ繋がる絆  作者: 香月 よつ葉
大学1年生
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茉莉からの提案

菜須よつ葉side

講義の後、茉莉ちゃんと約束をしている紅羽は、いつもはのんびりしているが今日は急いでいる様子をうのっちに指摘される。


「紅羽、このあと何かあるの?」


「うん! 茉莉ちゃんと会うんだぁ」


嬉しそうに答える紅羽。


「茉莉ちゃんって?」


お佳に質問された。


「お佳は、ピアノで忙しくしてたからまだ話していなかったっけ?」


紅羽が、不思議そうに答える。


「ってか、俺らも聞いてないよ?」


竣も気になっている様子。


「この大学の幼児教育学科の子なの。急いでいるから説明はまた明日ね」


そう言うと、紅羽は講義室を出て茉莉ちゃんとの待ち合わせの場所へ向かう。ゆっくり時間を気にしないで話せる場所にもってこいな学生の味方、「サティア」で待ち合わせをしていた。


「紅羽ちゃん」


茉莉が紅羽に声をかけた。


「茉莉ちゃん!」


紅羽は以前、茉莉とこのサティアで話していて色々と刺激を受けたし教わることも多かったので茉莉との時間は紅羽にとって大切な時間と思っている。


「紅羽ちゃん、今度の日曜日に4人で映画に行かない?」


「4人?」


「そう! 兄に映画チケット4枚もらったの。だから私は彼氏を誘うから、紅羽ちゃんも気になってる男の子誘っておいでよ!」


「男の子限定なの?」


「そうだよ! 2対2じゃないと変でしょ!」


茉莉に言われて紅羽は、竣の事が頭をよぎった。


「聞いてみるね。ダメだったら、彼と二人で行っておいでよ」


と言うと茉莉ちゃんが


「紅羽ちゃんは、きっと大丈夫だよ!」


茉莉の力強い言葉に「うん」とうなずく事しかできなかった。


「紅羽ちゃん、楽しみだね!」


と嬉しそうにする茉莉の笑顔が印象的だった。





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