第113話 「いえ、まだ入口に足を入れた程度ですよ」
どうも~月影ミケ乱デス!
最近忙しく書く時間が裂かれて行く感じです。
そういえば、あと1ヶ月でこの小説も1年間続けたことになるんですね・・・。
1年続いただけでもすごいと思う・・・自分でw
では、つづきをどうぞ~。
本隊と合流後、すぐに森へ行軍する事になった。
本隊と到着と同時に早馬便が届けられ、内容からしてどこか近くの村が襲われたらしい。
調査の結果樹海に入ったのを確認されており、救助要請が出された。
「大樹海」への先行調査を急速に行われ、束縛された民間を連れた団体を見つけたと報告がきた。
素早い救助をするために足の早い冒険者が先行調査隊と合流、すぐに邪神教も半数を捕らえる事に成功した。
救助された民間人も犠牲は出たものの、怪我程度で救助された。
「そして教徒の移動経路から、奴らのアジトを見つける事が出来たと・・・」
「もっとも本隊もある程度目星をつけていたみたいですね」
「なるほど、作戦に出る前から調査だけはしていたか」
「追跡するにも「大樹海」の中ですから、犠牲者を出していたのもありますね」
「大樹海」はもともとはパーティー推薦型のダンジョンだ、複数の人間が居ないと攻略をするのも難しいと言われている。
SSO時代からソロと一定のプレイヤー達としか組まなかったから、大樹海は野良で数回攻略した程度だ。
今回の場合は大樹海の奥へと向かわないといけない、そこに「怠惰」の欠片を持つ魔物がいるのだから。
「かなり進んだはずだけど・・・他の部隊はどうしてます?」
「私達より遅れています。先行しているのはAランクが居る部隊だけです」
「ラクラさん、軍本隊の方はどうです?」
「少し遅れていますが、問題ないと思います」
「大樹海」に入ってすでに6時間が経過している、進行速度からして中央に行けるのも4日はかかりそうだ。
もっと早く攻略できるが、部隊全体を考えて行動するとどうしても足が遅くなる。
情報の問題もあるだろう、俺達の場合はアイリスさん以外はみんなルンから送られるデータを元に戦況を把握している。
アイリスさんはそれを知らないので、戦況や索敵をラクラがやってるようにしている。
「雲烏」の性能なら見つからないし、上空には今のところ「エンシェント級」は近くに居ないのも確認済みだ。
あと、ルンには全部隊に付加魔法をかけてもらっている。
「雲烏」を媒介にすることで全戦域に居る味方に付加魔法をかける事ができる機能がある。
元々は敵を弱体化させるための魔法を使う事で、一撃必中で敵を殲滅するために作られた。
それを応用して味方への支援として使っている。味方の消耗率はかなり押さえられる。
『マスター!群れがそちらへと向かっています!数は20です』
「種類はわかるか?」
『大きさから言って「ベア」系ですね、マスターから見て3時の方向です』
「了解」
「セフィー君?」
「敵が来ます、ベア系が20体」
「二十体!?」
「フィンは一撃離脱で!」
「あい!」
「他は混乱した所を各個撃破!」
『はい!!!』
戦闘準備が出来たと同時に、木々を倒しながら進んで来る熊が見えた。
「フォレストベア」、樹海に住む大型の熊で大きさからして5~6mはある。
オーガーやトロールとは違い、武器を使わない変わりに爪が鋭利な刃物と同じになっている。
この爪で作ったナイフは「三旋爪」という一度に3撃与える技を使う事ができる。
「行く~!」
フィンが走り出すと一瞬で視界から消えた。次の瞬間、「フォレストベア」の足や脇腹から鮮血が飛び散る
「フェンリル」が持つ特殊なスキル、「縮地」の更に上の「神歩」と言うスキルだ。
これでも「フェンリル」の速度としては遅い方だ、本来なら「神速」を使えたらな「フォレストベア」の首が飛んでいる。
「今だ!」
切られて混乱してる「フォレストベア」へトドメとばかりに襲いかかる。
大剣でまっぷたつにされ、槍で複数突き刺されて、首が吹っ飛ぶ。
20体を一瞬で倒していた、一人が二匹を倒す時俺は四匹目の脳にミスリル剣が突き刺さっていた。
ほか三匹も眉間に剣で刺された傷が残っている。ミスリル剣を引き抜くと同時に血を吹き出して倒れた。
「四旋突き」、レベル7以上の「剣術」スキルを持っていないと使えない技だ。
複数の相手に剣を同時に突き刺す技で、弱点を突く器用さと素早く動ける早さが必要な技でもある。
熟練した剣士でも成功する確率は4割もみたいないと言われている。
「そろそろエリアに入ったか・・・」
『マスター達以外はまだ入っていません』
「セフィー君、近いの?」
「いえ、まだ入口に足を入れた程度ですよ」
「ちょっ・・・それってこれからもっと強くなるの!?」
「でしょうね・・・あの感知能力が低い「フォレストベア」が早く反応するくらいですから」
「たしかベア系の魔物が活発なのよね?」
「「フォレストベア」が出てきたというと、考えられるのは「グリスリー」と「スヌープベア」あたりが出てくるだろうな」
「殆どがBランク中級か・・・」
「だけど、今回の「怠惰」だから・・・もしかすると」
「・・・もしかすると?」
「推測の域を出ないから・・・今は言わない」
「セフィー君・・・」
この戦い簡単に見えて面倒が多いからだ、それだけ「大罪」系は油断がならない。
他の部隊がエリアに入るまで一時休憩をみんなに伝え、捕れたての「フォレストベア」を料理した。
食欲旺盛なみんなは本隊がエリアに入るころには3匹ほど食べ尽くしていた。
つづく
SSO劇場「ルンと白竜物語(黒竜もいるのじゃ!)」
ル「あそこでベア系が出てくるのですね、侵食も始まっているみたいだし・・。
ダンジョン化するのも時間の問題かしら」
黒「ダンジョン化じゃと無理はできないのでは?」
ル「マスター達なら問題ないでしょ、それよりも行軍してる軍の方が心配ですね。魔法強化をしないといけないわね」
黒「そうじゃな、ところで白坊が静かじゃの~」
ル「そうね?どうしたのかし・・ら?・・」
黒「どうした・・の・・じゃ?」
(白竜は目の前で焼かれている熊肉に釘付け、膨大なよだれの滝を流しながら」
ル「白ちゃんは食いしん坊ね」
黒「白坊は食いしん坊じゃな」
白「ミャ・・・・・ミャ・・・・」
(この後セフィーに頼んで白竜のご飯を送ってもらった、一匹分の量は美味しく白と黒が食べてしまったとか。チャンチャン)
では、次回もいただきます!




