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まずは相談

 イザベルはたとえ1人でもヴァイツ家の元商人の足取りを探る事を決めたようだが、どうしてもその事に納得しないケイトを説得すべく、俺は自分がイザベルに同行する事を告げた。


「待って!何言ってるの師匠⁉これは私達ヴァイツ家の問題よ、師匠はがそこまで首を突っ込むような事はないじゃない」

「ええ、御師様が同行するのはどこかその違うのではと私も思います」

「だけど、俺はケイト達の師匠だ、弟子が悩んでいるのに、何もしないわけにはいかないだろう」

「だからって、もう冒険者でもないのに、ここまで危険な事に首を突っ込むなんて」


 一応、俺は師匠だという事でこのイザベルの調査に対して同行する事を決めたが、もちろんそれだけではない。


「そもそも、領主様やユウさんにこの事を調べてもらうように勧めたのは俺だ、それが上手くいっていないし、イザベルの危険を少しでも避けるなら俺が行くのがいいだろう、イザベルはどうしてもケイトに同行させるのは反対だしな」

「でも、あなたがいなくなったら、シーナちゃんやジョーン、村の人達だって心配するわ」

「だから、これから話すんだよ、シーナ達にも2人の事と、俺がイザベルに同行しようと思っている事もな」

「話すの?シーナちゃん達に私達の事を」


 シーナに自分達の事を話すと言われて少しケイトはあわてていたが、多分それはまた慰問にでも行くとごまかすつもりであったと思われるからだな。そして最初に出ようとしたイザベルにその事を言ってみた。


「イザベル、多分シーナ達にはしばらく演奏会の慰問でもやると言って留守にするつもりだったんだろう?」

「はい、シーナさん達にまで心配をかけたくなかったので……」

「だけど、突然イザベルが1人での演奏会に行くってなったら、さすがにシーナ達も感づくだろう。そうなったら結局心配させてしまうからな」

「……分かりました、まだ御師様の同行を納得したわけではありませんが、シーナさん達にも私達の不安と私がしようと思った事は話してみます」


 ひとまずは踏みとどまらせたな。シーナ達はどう反応するか?

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