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第二十五話

天文七年 (一五三八年) 三月 播磨国 赤穂郡 光明山


 道を整備したおかげで敵よりも早く移動する事が出来た。これで家臣達も、道を整備する大切さを理解しただろう。


 俺は今、光明山と高雄山と言う山に挟まれた谷で敵を急襲する事で、前方と後方を塞いで敵を殲滅する事に決めた。

 此処で一度軍議を開き、この事を皆に伝えよう。


「俺は西国街道を通って来た赤松・三木連合軍に光明山と高雄山から奇襲を仕掛け、敵の前方と後方を塞いで包囲殲滅をしたい。」


「殿、良き案かと思います。」


 そう言って重隆が賛成した。

 他の将達も賛成をした。


「では、総大将の俺が光明山、副将の重隆が高雄山から奇襲を掛けろ。兵力は半分の千二百五十ずつだ。」


「はっ。」



天文七年 (一五三八年) 三月 播磨国 赤穂郡 光明山


 軍議が終わり兵の移動も済んだ。今は、敵が来るのを今か今かと待っている状態だ。


 ザッザッザッと音が聞こえ始めた。恐らく敵だ。兵達に戦闘態勢に入らせる。


敵の最前列が見えた。


 今だ! 


「突撃ぃぃぃぃ」

 

 おおおおお、と雄叫びを上げながら突撃している。


 敵は突然の事で驚いて動きが止まっている。

 そして遂にぶつかった。

 敵は直ぐに混乱状態になり指揮官らしき者の命令を無視し始めている。


「おい、逃げるな!戦列を組むのーー。ぐぇ」


 そして指揮官らしき者が死んだお陰で混乱状況が悪化した。


 混乱が混乱を呼び同士討ちをする者まで、出だす始末だ。

 

 敵の奥からも声が聞こえる。

 

 どうやら挟撃に成功した様だ。もう、この戦は勝ったも同然だ。あとは消化試合を頑張るとするか。


 そして一刻(二時間)経った。敵は死ぬか降伏するかの二つに分かれた。

 だが、敵の半分は直ぐに降伏した為、あまり敵は死んでいない。まあ、敵の殆どは農民だ。農民は国力に直結する。大勢生き残っていても別に良いだろう。農民の捕虜は順次解放していくとしてだ、此方の被害を聞かなければ。

 

 さて、嬉しい事に此方の被害はほぼ皆無だ。このまま反転し東播磨軍に加勢する。待っていろ勘助。





コメントしてくれたら嬉しいな( ^ω^ )チラチラ


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