第二十三話
天文六年 (一五三七年) 七月 播磨国 飾東郡 御着城 小寺氏館
今、俺の前に二人の男がいる。
百地丹波と望月与右衛門だ。
「お主達は俺に仕えると言う事で良いのだな?」
「「はっ、これから宜しくお願いします。」」
その後、二人と小寺家の諜報機関の組織図を話し合った。
その結果、望月家(甲賀衆と呼称します。)は諜報関係を得意とする事から諜報関係を担当し、百地家(伊賀衆と呼称します。)は暗殺や破壊工作、防諜などの荒事を得意とする事から暗殺や破壊工作、防諜などの荒事を担当する事になった。
そして、小寺家の諜報機関として二つとも統一する為の名をつける事になった。
「橘賀衆と言うのはどうだ?」
「どう言う意味でしょうか?」
「橘は小寺家の家紋である橘藤巴紋から取った。
意味としては、橘と言うのは不老不死の薬の材料とされている事から永遠と言う意味がある。そこから永遠に小寺を守ると言う意味を込めて入れた。
賀はお主達の出身地である伊賀と甲賀から取った。...どうだ?」
「「素晴らしい名をありがとうございます!」」
こうして橘賀衆は誕生した。
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